2010年10月10日、ブラジルのサントスに向けて、アメリカヒューストン出港。
積み荷は、揚げた後の掃除が大変な石炭の一種、ペトロリュームコークだ。

1

カリブ海から大西洋に抜ける。
左手にフランス領マルティニーク島。

2

右手はセントルシア島。

3

広い大西洋に出て、デッキでパーティだ。

4

一等航海士の重要な仕事、船体の保守。
鉄でできている船は、海上にあると潮風ですぐに錆びてしまう。
全体を見ながら、少しづつ錆を落としペンキを塗って長く持つように手入れをする。
これは、電線などを抑える金具に錆止めを塗っている様子。
実際の作業は、自分が甲板長に命じ、甲板長が操舵手、甲板員とともに行う。

5

赤矢印で示した、操舵室ベランダ下のような高い場所でも錆は出てくる。

6

こんな感じで足場を吊るし、はしごで登って錆打ち、ペンキ塗りを行う。
航海中は、揺れるのでかなり危険な作業となる。

7

10月26日、16日間の航海が終わり、ブラジルのサントス沖に到着、錨を打って停泊。
美しい夕焼けの中を入港していくコンテナ船。

8

沖で錨泊12日目、ようやく岸壁が空いたとの事で、港内に向けて移動開始。

9

サントスの街。

10

夏だったので、桟橋から海に飛び込む子供などが見えてなごやか。

11

本船が行く桟橋は、港の一番奥の製鉄所であるようだ。

12

ここが我々の着く、石炭を揚げる岸壁。

13

貨物検査人と、積んでいる数量をチェックして問題が無いことを確認、揚げ荷を開始する。

14

街明かりがきれいだ。
とりあえず、積んできた数量そして品質に問題が無かったので一安心してのんびりと晩酌。