2010年4月27日深夜、アメリカテキサスのコーパスクリスティ沖に到着。
岸壁に前の船がまだいるとのことで、錨を打って停泊。
5月1日、前の船が出港するので、岸壁に向けて移動開始。
接近してくる小船には、水先案内人が乗っている。
縄梯子で我々の船に乗り移り、港内の岸壁まで操船をする。
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コーパスクリスティは、ここ↑
メキシコにほど近い。
出港してくるタンカーと、アランザスビーチの前ですれ違い。
この日は、土曜日だったので、ビーチにはたくさんの人がいた。
自分のボート桟橋が、家の前にある住宅。
日本は、規制だらけでこのような作りは無理なので、夢のような家だ。
ここが揚げ荷岸壁。
古い施設の撤去作業中だった。
揚げ荷施設が修理中だったので、前に見えるクレーンのついた船を本船の横に持ってきて、小さな船にいったん揚げ、それを陸に持っていてまた揚げるというロスの多いやり方だったので、一週間以上かかった。
となりでは、アルミナの積み荷中で、真っ白になっている船がいた。
我々が積んできた、ボーキサイトを加工してアルミナに、アルミナを加工してアルミにする。
翌朝、ふらっとお酒を買いに上陸したが、テキサス州には午前中に強い酒を売ってはいけないという法律があり、ウイスキーを手に入れることができなかった。
PTA風の店のおばさんが「私もあなたも刑務所に入っていいというのなら売るわ」と、こてこてのメリケンギャグを言うので、ややムッとしながらもワインで我慢する。
5月9日、すべての荷物を揚げ終わりアメリカ出港、半日でメキシコのアルタミラという所に入港。
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ここ↑
積み荷は、石油から作られた石炭「ペトロリュームコーク」
粉が舞いデッキが真っ黒(T_T)
油から作られただけあって粘性があり、貨物倉の壁にべったりと残ってしまい、揚げ荷後の掃除が大変な貨物(涙)
しかも比重が軽く、貨物倉の上の方まで積めるので、掃除が余計に大変(号泣)
2日かけて積み荷し、5月12日スペインに向けて出港。