加計学園が愛媛今治市に建設中の、岡山理科大獣医学部。
本誌は計52枚に及ぶキャンパスの建築図面を入手した。
(日刊ゲンダイ)
獣医学部最上階の7階大会議室はワインセラーやビールディスペンサー配膳室の真横~さながらパーティー会場。
問題はそれだけではない。
図面から浮かび上がるのは、
「世界に冠たる先端ライフサイエンス研究」を行う施設としての、重大欠陥だ。
加計学園が獣医学部新設の目玉としているのが、バイオセーフティレベル3(BSL3)の研究施設だ。
狂犬病や結核菌、鳥インフルエンザ等、人体に感染したら重篤化の恐れが有る病原菌を扱う実験室で、
WHOの指針によると、
《実験室は建物内の交通が制約されていない区域と、切り離さなければいけない》
と決められている。
つまり…自由に人が往き来出来る場所から遮断する必要が有るのだが、
今治キャンパスの獣医学部棟に設置されるBSL3施設は、
研究エリアやディスカッションスペースの直ぐ横に造られる予定だ。
WHOの指針を完全に逸脱している。
万が一の感染リスクに就いて、専門家はどう評価するのか、
元国立感染症研究所主任研究員の荒井秀雄氏は、
「病原体を取り扱う以上、人為的ミスや機器の故障等による実験室内の感染発生の確率はゼロと言えません。」
と指摘した上でこう続けた。
「いざという時の措置として、他の人に感染が波及しないように設計上の配慮が求められます。」
「しかし、図面を見る限り学生や教職員が出入りする同一フロア内に、BSL3施設が置かれ、管理区域として区別されていません、」
「実験室感染の対応設備として、緊急シャワーが設置されていますが、実験室の前室内ではなく学生が自由に往き来出来るオープンスペースに位置している。
これは理解不可能です。」
「設計図だけを見ても、感染拡大が懸念されます。」
…1週間で感染者が出る…
通常なら実験室内部は病原体の外部飛散を防ぐために「隠圧構造」になっているが、それも確認出来ないという。
「感染症の研究を知らない人が設計に携わったような印象を受けます」(荒井秀雄氏)
専門家が見れば一目瞭然。
素人同然の設計なのだ。
こんな欠陥施設の為に~、評価額36億円の広大な土地を無償で払い下げ…さらに最大96億円という破格の補助金まで払われるのだ。
締めて133億円。
おまけに、獣医学部内の事故に依ってパンデミックが起こっても、なんら不思議でないのだから、
害悪施設を税金で建てるようなものだ。
「図面を見た国立研究所安全管理専門委員の一人は、このまま研究を進めたら、
《一週間で感染者が出る》
と指摘しています。
加えて、実験室の吸気や、排気がどうなっているのか分からず、
配管設備も不明の儘、
病原体に触れた廃棄物がキチンと処理をされるのか?
不安です。」
《今治加計獣医学部を考える会》 (共同代表・黒川敦彦氏)
本当に獣医学部を新設したいなら、学園側のトップである、
加計孝太郎氏は、市民に対して、
感染リスクの予防に就いて、キチンと説明する必要がある。
それをせずに、逃げていては、先端ライフサイエンス研究なんて、
*夢のまた夢*だ。
学生が往き来する場所に危険な細菌等を扱う施設を一緒に置くなんて、
設計者に何をすると告げたのでしょう。
隠蔽工作で~、
危険を知らせなかった?
男達の企みを…秘密裏に、?
安倍昭恵夫人も。
出てきて、国民の前で説明をする可きですね。