日本の杭州G20峰会<本澤二郎>の「日本の風景」2474
2016年9月6日日記 「政治評論家、日本記者クラブ会員」
☆☆…<空砲の安倍・.日本会議>…☆☆
先にG7を取り仕切った安倍.日本会議の…、中国.杭州G20サミットではどうだったか。
既に事務方で宣言文は出来て居た。
したがって、議長国.習近平の独演会と各国間の首脳会談に注目が集まったG20となった。
気負いこんだ安倍の中国叩きは空砲で終わった様だ。
宣言文に盛り込まれることは無かった。
☆☆…<孤立無援>…☆☆
会場にはAseanメンバー国のシンガポール、インドネシア、タイ、ラオスからも首脳が参加して居たが、
安倍発言は無しのつぶてとなった。
孤立無援の日本を印象付けて居た。
むろん、G7各国首脳も…無視…した。
直前の仲良しを演出したロシアのプーチンは、習近平との首脳会談で中露蜜月を内外に誇示して居た。
☆☆…<日本~<必死の中国との首脳会談>>…☆☆
一番多忙の習近平は、全体会合のほか各国との個別の首脳会談を次々とこなして居た。
此の中には最悪の外交関係にある日本は含まれていなかった。
日本無視?、の印象さえ与えて居た。
日本排除に安倍の事務方は必死で食い下がった。
漸くセットしたものの、それはG20閉会の30分。
対立を再確認しただけだった。
結局中国のテレビには5日の時点で、安倍の出番は全くなかった。
☆☆…<「関係改善」に反対出来ず>…☆☆
開口一番、習近平から…「関係改善に努力したい」…
という包容力のある発言に、安倍も反対できなかった、
現在の日中関係は戦後最悪で有る。
有事を予想する向きも専門家の間には出ている。
これ以上の関係悪化は、双方にマイナスで有る。
いざという場面でワシントンが有事に踏み切れるか?,
Noであろう。
テレビ映像でも、習近平とオバマは2度も会見して居る。
二人だけのサシの会談もして居た。
☆☆…<寛容作戦に満足した中小途上国>…☆☆
おそらくこれだけの優雅な規模での国際会議を主催出来る国は、他にないだろう。
参加国首脳は、中国の「おもてなし」に充分満足したであろう。
夕食歓迎会の後の芸術の夕べは、 テレビ映像でも其の圧倒的な迫力が伝わってきた。
しばし、最後の花火に各国首脳が立ちあがって、拍手の手を止めようとしなかった様子が印象的だった。
オバマ、プーチン、メルケル、の態度から、そのことを覗う事が出来た。
西湖を象徴する「協力の橋」をイメージするかの様に、今回のG20は中小国、発展途上国に十分配慮した経済政策を具体化したものだ。
日本が期待した尖閣、南支那問題は、彼方にかすんで見えなかった。
そう言えば韓国の朴大統領との会談でも、習近平は米国の新型ミサイル配置に「反対」と表明したものの、その事で相手を追い詰めようとはしなかった、
ポスト朴の後継者になるかも知れない国連事務総長の藩基文を意識して居る。
とも受け取られた。
☆☆…<富の配分と原発ゼロへ>…☆☆
世界経済は厳しい。
問題は格差で有る。
貧富の差を解消する。富の配分を公平にすることで有る。
これが先進国のみならず、中小国の難題で有り、これが争いの根源となって居る。
今回の画期的成果はと言うと、地球温暖化に向けた「パリ協定」が、いよいよ日の目を見た事で有る。
地球を破壊した人間が、地球に反省、謝罪する時代の到来で有る。
原発ゼロの日本が~、日本政府の課題だと言って良い。
安倍首相は完全に無視!, をされたのですね。
国のお金をバラ撒いても、意気がって自分だけ世界の指導者見たいに~良い格好をしても、
原発や戦争にのめり込んでも。
世界はちゃんと見て居るのですね。
相手にもされない。 だからあの人ははずれにポツンと座って居ました。
原発っゼロ、戦争反対、安倍政治を許すな。
希望を持ちましょうね。