建て替えのお客様が、お庭の植木と石を見て、今度のお庭作りを考えて下さい。と言われたそうなので、行きました。
五葉松の大きいのが三本も有ります。
燈籠が4基、山石、河石~フジボク石が沢山有ります。
お客様は出来るだけ残したい様子ですが、
今度のお庭は2所帯住宅で狭くなります。
お預かりする木を5本と決めて、
石はつくばい、沓脱ぎ、飛び石共に15個位残して、後は棄てます。
植木を預かる為に…職人さんを案内して~、紅葉を枯らさない為の葉っぱむしりを手伝って、お昼です。
レストランを探していたら、
「カントリー家族」を見つけました。
お店にはカントリーミュージックが、
私はハンバーグにサラダバー、
お水を取りに行ったら、若い男性の方とぶつかりました。
「お母さん、ごめんなさい。」ですって、
オバアチャンでしょ!
テーブルに戻ったらお隣の席に…さっきの若い男性が~、彼女らしき女性と座って居ます。
植木職人さんも、その男性も、何回かお代わりに立ちます。
ウェイトレスさんがカウボーイスタイルですね。
ブーツに腰の革ベルト。
ウェスタンハットを被って格好良い。
曲が変わって、
(え?)…知りたくないの…です。
これ~、菅原洋一さんですよね。
お隣りの女性が何か言ったのに応えて、男性が
「そうだよ、菅原洋一で知りたくないの…ダヨ」と言って居ます。
「これ元々はカントリーウェスタンなんダヨ、」
「僕は菅原洋一が好きだから」と。
「私も好きよ!」
突然に相槌を打つ私。
主人と職人さんが、吃驚して口も手も止めて、
私を見ましたと
「知りたくないの…がカントリーミュージックだったなんて、知らなかった。」
と言う私に、
「そうなんてすね。」
「なかにし礼さんが日本語にして菅原洋一が歌ったら、大ヒットしたのですよ」
「お若いのによく知って居ますね」と主人。
「好きで少しです」
皆で菅原洋一さんの話が弾みました。
菅原洋一さん。彼はこの歌が出た頃、高輪プリンスホテルで歌って居たのを覚えて居ます。
私達が高輪に居た頃でした。
「ここで歌いたいくらいですね」
「あハハハ~、」なんて、
「お酒も飲まないのに…盛り上がってしまいますね」
と彼も嬉しそう。
「お母さんって、言ってくれたでしょう」と言う私に、「覚えていてくれたのですか」 。
行きずりの優しい人。
失礼をお詫びして、席を立ちました。
爽やかな時間を~、有り難う。