さてクリスマスイブの夜がだんだんと近づいてきたところで
「BMW ALPINA B5-S LIMOUSINE」の肌調整がバッチリと出来上がりましたので
皆さまにご紹介させていただきましょう
今回はその塗装のコンディションの不具合に少しだけ手こずりましたが
見違えるような輝きをしたお車に生まれ変わらせることが出来たと思います
まず最初に肌調整前の写真からご覧ください
2008年式(平成20年)に登録されたお車です
オーナーさまがお車を購入されたのが今年の3月になるようですが
納車の際に一応はコーティングのようなものが施工されている形跡がございました
しかしながら写真を見ていただいてお分かりのように白くくすんだような感じで
なんとなくスカッとした輝きには見えないでしょう
塗装表面が白くくすんだように見える大きな原因は…
コーティング施工前の塗装の肌調整の段階で使用した
ポリッシャーという機械の回転キズの影響なんですねグルグル
丸い照明の周りを見ていただくと微細なキズがグルグル付いているのが見えると思います
見た目には小さなキズのようでもこれがボディー全体に付いていることで
塗装そのものの光沢を損なう大きな原因となっているのです
さらにさらにその上に施工されているコーティングの成分が早くも劣化現象を起こし
白く濁ったようなクスミに輪をかけていますよぉ~
また鳥のフン害による塗装の変色も見られます
巷に溢れるほとんどのコーティングはケイ素と呼ばれるシリコン成分なのですが
紫外線などに当たるとこのように被膜の表面が劣化し始め余計に塗装を曇らせてしまいます
一般的にガラスコーティングと呼ばれているものでも
正確に表現すればガラス系コーティングなんですね
まだ0.1%でもガラス成分が入っていればガラス系コーティングとなるかもしれませんが
そのような成分がまったく入っていないにもかかわらずガラスコーティングと呼ばれているもの
世の中にはたくさんあるというのが現状です
食品業界と違ってコーティング業界はそれだけグレーな世界だということを
よ~く認識しておいて下さい
コーティングと一言で言いましてもピンからキリまでございます
お車を本当に長期間きれいに維持されたい方は本物だけを見極めていただきたいと思います
入庫した際のさらに詳しい説明については 「BMW ALPINA B5-S LIMOUSINE」の入庫です。
そのような人為的に付いてしまったランダムなキズを少しずつ緻密に整える工程から
粗悪なコーティングの残留成分の除去を行いながらきちんとお肌を作り直しさせていただきました
照明の映り込みやその段違いの透明感のある光沢などをぜひ味わってみてください
ボディー全体の目に見えるキズや目に見えない微細なキズまで段階を追って修正し
塗装表面をナノレベルにまでキメ細かく整えて光沢を最大限にまで引き出しています
この光沢や仕上がりの違いがこれらの写真だけで皆さんにどこまで伝わるのかは分かりませんが
とても2008年式(平成20年)のお車には見えないでしょう
今回のボディーカラーはALPINAグリーンという特別色でいろんな粗が見えやすい塗装ですが
ご覧いただいたように一睡のクモリもなく丁寧に仕上げさせていただいております
本当のこだわりをもったプロのコーティング施工というのは
コーティングを塗り込んで拭き取って出来上がりな~んて簡単なものではありません
コーティングを施す前のこの肌調整という重要な工程で
どれだけの下地づくりが出来るかで最終的な仕上がりというのも大きく変わってくるんです
コーティングを施工したけど数ヶ月で効果が無くなったり
気が付くと知らないうちにうず巻状のキズが浮き出てきたな~んて経験はありませんか
コーティング価格は安価でも後からいろんな不具合が出てくるようでは困りますよね
現在コーティングをご検討中の方は
何処にどんな落とし穴があるのか分かりませんのでそのような点に十分ご注意ください
それでは肌調整もバッチリ仕上がりましたので
明日はこの塗装の光沢をそのまんま封じ込めるような形で
DCCの硬くて分厚いクリスタルコーティングバリアでボディーを包み込んでいきましょう
本日もありがとうございました<(_ _)>
残念ながら3位からなかなか浮上できない状態です(p_-)
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