wakaこと暴れん坊☆王子のハハは今、名古屋市の女性会館へ
行って講座を受けています。(その記事はこちら★★★ )
今後の育児で役に立つこともあるかもしれないので
忘れないうちに記事にしていこうと思います。
(王子の育児日記とは別に)
長くなりそうなので何回かに分けて記事にします。
よろしくおねがいします。
今までの記事はこちらへ→★★★
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今日は食欲についてお話をします。
人間はどのようにおなかがすいたと感じのでしょうか?
実は胃がからっぽになったからおなかがすくわけではないのです。
脳内にある「満腹中枢」「摂食中枢」が血液中の「血糖値(ブドウ糖濃度)を
図って、
血糖値が下がる→摂食中枢が感知→食欲が出てくる
血糖値が上がる→満腹中枢が感知→食欲が無くなる
人間の血糖値は
70~140 mg/dl間で変動しています。
70 mg/dlに近づくと「おなかすいたよ~」の状態になります。
70 mg/dlというのは脳が活動できる最低限の血糖値です。
これより低くなることはありません。
血糖が不足すると身体は他の物質からブドウ糖を合成して
(つまり無理やり)血糖値を保とうとします。
朝は、もちろん、前日の夜ご飯から食べていないので血糖値が低いです。
なのになぜ、食欲がない子がいるのでしょうか?
脳が寝ていると摂食中枢が寝ている状態なので覚醒をさせないといけません。
覚醒させるには起きてからある程度の時間がたたないとできません。
なので早起きが重要となります。
簡単なお手伝いなどでも脳が覚醒することができます。
朝ごはんを取らないとどうなるか?
脳へのエネルギー(血糖)が十分な状態ではなくなる
というはもちろんのこと、正常な体温のリズムを取ることができなくなります。
正常な体温のリズムとは朝から徐々に体温が上昇し、午後2~3時に最高温度になり、
真夜中に最低体温になるのです。朝型人間の特徴です。
夜型人間は午後から夜に体温が上昇し、夜に体温が高いため、ますます夜寝られなくなるのです。
つまり、午前中はあまり活動的になれないということです。
大切なのは朝ごはんを無理やり食べるというのではなく、体のリズムを作るために
頭を覚醒させて空腹時に朝ごはんを食べる事が大切です。
リズムがつかないと小学校高学年くらいから朝食べない子がいると聞きます。
無理やりではなく、朝ごはんを楽しく食べることができればドーパミンが出て意欲的になれます。
現代社会は午前中にテストや行事が行われることが多いので朝型人間の方が有利であるとも言えますね。
ちなみに、食べ始めてから血糖値が上昇し始めるまでの時間は約30分です。
血糖値を上昇させるのに必要なデンプンの量は数グラムです。
この事から
※30分以内にがつがつ食べる早食いさんは要注意です。
ゆっくり食べるようにしましょう。
※ご飯の30分前に何かを食べるということは血糖値を上げてから
ご飯になるので本当はおなかがすいているのに食べないと言うことも
考えられます。
ちなみに、血糖値が下がり始める時間は食べた量によります。
次回は子供の心と食のお話です。