非現実的な腎虚の死体 -2ページ目

あぁ

僕の猫よ。

どうかこれ以上、

僕を壊さないでくれ。


なぜ
そなたはそんなに
美しく、
明るく、
温かいのだ。

その無邪気な鳴き声

感情が高ぶり、

僕の中の悪魔が

目を覚ましてしまうではないか…


ああ

女神よ


どうして貴女は
僕が消えると暴れてしまうのだ。

お互い殺し合う事を
望んでいるのに

どうして
こんなに哀しいのだろう


殺したい程、愛おしい


神よ、

今日もあの子をお守りください。
今日も僕を遣ってください。
今日一日
地球にひとつでも多くの
笑顔が生まれるようにと願う。


ありがとう

なんだ…

このザワザワ

こんなに強い奴なのかお前は。

こんなに弱い奴なのか俺は。

今までとは違う感情。

熱い

暑い

厚い壁。


なぜだ

壊れてしまう

この一年間で手に入れた、
新しい内側

進化した己。


もっと強くならねば。

もっと大きくならねば。


よし、今を変えよう。


さらば、今の俺。

よろしく、今の俺。