Ed Hardyというブランドを知らない人はいないぐらい一世風靡した超人気ブランド
みなさんも“あの”Tシャツ持ってませんか
Guilty(有罪です)
I own several T-shirts and a hoodie
(数枚のTシャツとパーカー持ってます)
とにかく流行りました
Britney Spears
David Beckham
Madonna
流行りのピークは2006年~2009年
みなさんブランド名を知っていて服も持ってるけど、エド・ハーディーとはどういうブランドかって知ってますか
Tシャツとかタグを見るとこうなっています
Ed Hardy by Christian Audigier
え クリスチャン・オードジェーというデザイナーがいて、エド・ハーディーっていう人はいるのいないの
エド・ハーディーという人は実在します
この人です
エド・ハーディーまたの名をドン・エド・ハーディー現在68歳
この人は元々有名なタトゥー・アーチスト
日本の刺青に早くから魅了され日本で6カ月修業もし、アメリカで日本の刺青に影響された独自のアートを作りだし、有名なタトゥー・アーチストの地位を築き上げたパイオニア的存在
タトゥーがなければ普通のいいオッちゃんですよね(笑)
えじゃあクリスチャン・オードジェーって人はこの人です
この人がクリスチャン・オードジェー55歳、フランス人
まさにギラギラ系のちょい悪オヤジです(笑)
でこの二人の関係は
2003年にエド・ハーディーはある2人組から、彼のタトゥー・デザインを服のデザインに使いたいと頼まれ、ライセンス契約をする
が、2005年にそのTシャツをみたクリスチャン・オードジェーはエド・ハーディーに会いに行き自分がプロデュースしてブランドを立ち上げたいと交渉。エド・ハーディー本人をブランドの顔にして世界で有名にすると言ったが、当人のエドは有名になりたいとか名声とかには興味がなく、顔になることを断りライセンス契約で金さえ入ればいいと伝え、エド・ハーディーbyクリスチャン・オードジェーが生まれた
なので、Tシャツ等のデザインはエド・ハーディーのタトゥー・アートで、クリスチャン・オードジェーが巧みなビジネスマンとして世界中で流行らせたということ
その後Ed Hardyブランドはアメリカから世界中に飛び火し大ヒットし、一世風靡した
一時期は70もの会社とサブ・ライセンス契約をしEd Hardyドリンクやライターまでありました
でもあくまでもこの二人は共同パートナーというよりは、単なるビジネス契約
見たからに趣向が違うこの二人。。。
エドはあくまでもアーチスト気質で表に出たがらない静かな人、クリスチャンは名声そして有名人が大好きで常に表で取り上げられたい人
それが、エド・ハーディーの流行りを終わらせることになるとは。。。本人も思ってなかったのでは
Do you know this person
(この人のこと知ってます?)
Jon Gosselin
知る訳がないです。。。このジョンはアメリカのリアリティー番組で有名になった人ですが、名声は15分ともたなかった典型的な一発屋的な人
アメリカ版ビッグダディみたいな人ですが、彼の場合は6つ子と双子の8人の子供に恵まれながらも浮気が発覚し奥さんと離婚
この子だくさんファミリーの番組が流行ったことから、このジョンは時の人となったが、名声と金でどんどん変わっていく彼の姿を見てたアメリカ人は呆れ、そして飽きた
で、その彼のピークが2009年で、こんな感じ
エド・ハーディーばかりを着て崇拝していた彼。。。
そして当時アメリカでは“時の人”だった彼をクリスチャンはカンヌに招待し急接近
ジョンは“時の人”だっただけで、決して人気があった訳でない
浮気離婚男、名声と金で人が変わり、何様だ状態のジョンがエド・ハーディーを好んで着て、しかもクリスチャン公認というシナリオの中で、急激にエド・ハーディーはかっこ良いからかっこ悪いに急転直下
ジョンみたいな男のことをアメリカではこう言います
Douchebag(ドゥーシュバッグ)
意味は、嫌なヤツ、ムカツク人間、勘違い野郎、思い上がったヤツという意味
上の写真のクリスチャンとジョンが来ているTシャツは“She's with a douchebag →”と書かれていて意味は“彼女は勘違い野郎と一緒にいる/付き合ってる”の意味
LOL(大爆笑)
彼らは勿論ジョークのつもりだろうけど、見てる人は、まさしくと激しく同意し大笑い状態
So anyways。。。it became Ed Hardy=Douchebag so anybody wearing Ed Hardy became a douchebag
(ということで。。。エド・ハーディー=ドゥーシュバッグになってしまったので、エド・ハーディーを着ている人はみな勘違い嫌な野郎となった)
まさしく、こういう人達のこと
マジでみんな男は着てました
着てる人のほとんどがDouchebagでした確かに(笑)
これで一気にEd Hardy離れをしだしたアメリカ人。。。そして2010年にはブランド存続の危機に、店舗を大幅に閉めて対応したが、クリスチャンの方向性やイメージを怪訝したエド・ハーディーがブランド名の使用方法に対してのコントロールを取り戻し、クリスチャンは結局Ed HardyをIconixという会社に売却することとなった
エド・ハーディーが語るEd Hardyブランドが終わった訳とは
“That Jon Gosselin thing was the nail in the coffin”
(あのジョン・ゴセリングの一件がブランドの寿命を縮め命取りとなった)
確かにそうですま~半分はクリスチャンのせいでもあるけど
流行りが完全に終わり、今着てたらダサイと思われますが、逆に超流行っていた頃の猫も杓子も着てる状態から考えれば、今着ると他に誰も着てないから逆にいいかも
ちょっと前までベガスのアウトレットでEd HardyTシャツを$20で買ってた頃が懐かしい