先日は眠気に負けましたが、昨日ちゃんと見なおして、じゃあレビューだ。
ということで今回の作品は、超有名なのに実はちゃんと見たことなかった
「レザボアドッグス」
かの有名な、クエンティン・タランティーノ監督のハリウッドデビュー作。
1回目を見終わった後の印象は、好きか嫌いかっていうと、普通よりちょっと好きかなぁって程度。
あれ、こんなもんだっけか?ってエンドロールを眺めながら思ってました。
なんですが、ブログをまとめるために2度目、3度目と見返してたら、あれ?なんか面白い。
初見のインパクトよりも、見るたびに徐々に面白くなってくスルメみたいな映画だったんだ!
僕が好きなところは、
・いろんなところで再オマージュされる、カッコいいオープニング
黒スーツ、黒ネクタイ、グラサンかけて並んで闊歩。
カッコいいのど定番なうえに、中央にハーヴェイ・カイテル、ほんと名オープニングですよね。
・突然、何が起こったかわからない状態から状況が紐解かれていくストーリー展開
オープニングが終わるとともに聞こえてくるのは、
Mr.オレンジの悲鳴とそれを励ますMr.ホワイト。
え?何が起こった?と「?」を突きつけられてから、徐々に話が見えてくるので、
作品にうまく引き付けられるんですよね。
・ティム・ロス演じるMr.オレンジの演技の緊迫感
腹に銃弾をくらって、死にかけているMr.オレンジですが、
話が進むにつれて背景が明らかになっていきます。
麻薬の売人のネタを話すシーンや、仕事に取り掛かる前のシーンとか、
Mr.オレンジが肌で感じている緊迫感が、映像からヒシヒシと伝わって、ヒリヒリしちゃいました。
・そして、スティーヴ・ブシェミが出てる
これは、単純に僕がブシェミのファンなだけです。
コン・エアーや、スパイキッズ、アイランドと、映画の中で絶妙な存在感を醸し出す。
カッコいいとか、そういうのじゃないんだけど・・・ほんと好きな俳優さんです。
初回、あんなにあっけなかったのはなんでだろう、と思ったら、一番はあの終わり方だと思います。
「えっ?終わり?」ってほどあっけなくて、あっさりしていて。
見直したときには、ハーヴェイ・カイテルのあのいたたまれない表情とかが最高なことに気付くんですが、
初めての時はあの後に何かあるんじゃ?って思ってしまって、唖然としてしまっちゃいました。
タランティーノ監督の映画は、映画オタクが、自分の好きな映画を作ってる感じが伝わってきて、いいですよね。
まあ、描写がちょっとグロいのが難点ですが。