年をとってからも若者のようにスリムな体系を維持していると、小太りであるよりも健康上のリスクが高いようです。これは肥満パラドックスと言われています。
・肥満パラドックス=obesity paradox
・肥満パラドックス=ちょい太り(過体重、肥満ではない)の方がスリムな人よりも健康的かつ長生きする
・過体重(肥満ではない)の人は心臓血管疾患のリスクが低い
・あらゆる原因による死亡率は、スリムな人の方が高い
・年齢を重ねるごとに、スリムになる方が早く死亡する
では、肥満パラドックスの原因は何でしょうか。
・無理なカロリー制限、糖質制限や運動などは、脂肪だけでなく、筋肉や骨まで溶かす
・脂肪だけが取れれば理想的だが、急激なダイエットでは、脂肪と同時に筋肉・骨も砕くことになる
さらに、現代人ではプーファの問題を考えてなくてはいけません。
・脂肪が急激に分解されることそれ自体でさえも、プーファの急激な流出を招くため、ガンを含めたあらゆる慢性病を引き起こす
結論
・年をとったら痩せすぎないようにしよう。むしろ、小太りでいよう。
出典:『スリムは健康的なのか?』 | ドクターヒロのリアル・サイエンス