大型の台風12号は1日午後6時現在、
東シナ海を時速25キロの速さで北西に進んでいる。
気象庁は3日にかけて
九州中部、北部で
大雨が降る恐れがあるとして
土砂災害や水害への警戒を呼び掛けている。
中心気圧は980ヘクトパスカル、
最大瞬間風速は40メートルで、
中心の南東側240キロ圏内、
北西側110キロ圏内が風速25メートル以上の暴風域。
中心から半径650キロ圏内が
風速15メートル以上の強風域になっている。
今後も勢力を維持しながら北上する見込みで、
気象庁は2日午後6時までの24時間雨量を、
大分県で250ミリ、熊本、長崎両県で200ミリと予想している。
大分県で1時間当たり70ミリ、
熊本、長崎両県で50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。
鹿児島県徳之島町で70代女性が転倒するなど、
鹿児島、沖縄両県でそれぞれ3人が軽傷を負った。
また、鹿児島県内では一時最大4600戸が停電した。