<W杯:フランス0-1ドイツ>
◇準々決勝◇4日◇リオデジャネイロ
準々決勝唯一の欧州対決はドイツ(FIFAランク2位)が
1-0でフランス(同17位)を破り、4大会連続ベスト4入りを決めた。
フランスは準優勝だった
06年大会以来の準決勝進出はならなかった。
ドイツが早い時間に先制した。
前半13分、クロースがFKからゴール前に上げたボールを、
フンメルスがDFを抑えながら右側頭部でヘディングシュートを決めた。
ドイツは今大会初先発した36歳のFWクローゼが何度かゴール前に迫り、
前半24分にはエリア内でDFにつかまれて倒されるシーンもあったが、
審判の笛はなかった。
2大会連続得点王を狙うミュラーは後半25分、
ゴール右からのチャンスにDFの股を抜くシュートを放ったが、
ゴール左にわずかに外れた。
クローゼに代わって投入されたシュルレも後半37分、
ゴール前のミュラーがほぼ空振りしたボールをシュート。
しかしGKロリスの足に阻まれた。
終盤にもゴール前でDFを直撃するシュートがあった。
フランスは今大会好調なFWベンゼマを中心にドイツゴールを脅かした。
前半34分にはグリーズマンのクロスからエリア左のバルブエナがシュート。
しかしGKノイアーが好セーブ。
はじいたボールもベンゼマが蹴り込めずクリアされた。
前半44分には長いサイドチェンジを受けたベンゼマがゴール前に迫り、
エリア内正面に切れ込んで右足でシュートしたが、GK正面でキャッチされた。
後半にはレミ、ジルーと投入。
終了直前にもベンゼマが惜しいシュートを放つなど、
最後までゴールを狙ったがノイアーの好セーブに阻まれ届かず。
今大会は前評判を覆す快進撃をみせたが、力尽きた。