<W杯:アルゼンチン2-1ボスニア・ヘルツェゴビナ>
◇1次リーグF組◇15日◇リオデジャネイロ
優勝候補の一角アルゼンチン(FIFAランク5位)がメッシのゴールなどで
2-1と初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ(同21位)を下した。
前半3分、アルゼンチンが先制した。
左サイドからメッシがFKをゴール前に上げ、
ロホが頭でそらしたボールが相手DFコラシナッツの足に当たりオウンゴールとなった。
世界が注目するメッシは大歓声の中、
再三ドリブルで仕掛けるが、すぐに2~3人に囲まれ、なかなか突破できなかった。
ボスニアHは前半33分、
ようやくエースのジェコがゴール正面から左足で初シュートを放ったが、
ゴール上に外した。
41分には右CKからルリッチがニアでヘディングシュート。
惜しくもGKにはじかれた。
後半からアルゼンチンはイグアインを投入。
3バックから4バックにして攻撃に変化を加え、徐々にペースをつかみ始めた。
後半20分、ついに主役のゴールが生まれた。
メッシが右サイドのドリブルからイグアインとのワンツーでゴール正面に抜け出すと、
左足で放った低いシュートは左ポストに当たってゴール。
リードを2点に広げた。
ボスニアHは後半40分、
途中交代のイビシェビッチがスルーパスでゴール左に抜け出し、
左足でGKの股を抜くシュート。
ボールはゴールに転がり、1点を返した。これが同国史上初ゴールとなった。
しかしアルゼンチンがそのまま逃げ切り、初戦で勝ち点3を獲得。
順調な滑り出しを見せた。