◆マリナーズ2―4ヤンキース(11日・シアトル)
マー、ダルが快投競演だ。
ヤンキースの田中将大投手(25)は11日、
敵地のマリナーズ戦で、9回1死から2ラン本塁打を浴び2度目の完封こそ逃したが、
ハーラートップタイの10勝目。
防御率と2冠に躍り出た。
レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は、
本拠のマーリンズ戦でメジャー74試合目の登板で初完投となる初完封で7勝目をマーク。
防御率も3位に浮上した。
日本を代表する両右腕が同じ日に、完投勝ちした。
メジャー2度目の完封を逃し、田中が残る力を振り絞った。
9回1死一塁。
屈指の強打者・カノーに左中間へ2ランを運ばれ、2点差に迫られた。
「悔しかったですよ。でも、そこで気持ちが切れてしまうほうがよっぽど、悪い。
あれだけ完璧な弾道で左中間に入れられると、切り替えもしやすいです」。