ベトナムで開催されているサッカーAFC女子アジアカップは25日、
決勝戦が行われ、
日本女子代表(なでしこジャパン)はオーストラリア女子代表に対し、
前半のDF岩清水梓のゴールを守りきり1-0で勝利。
初のアジア杯制覇となった。
決勝はグループリーグ初戦で2-2と引き分けたオーストラリアとの再戦。
試合序盤からオーストラリアのハイプレスがかかりピンチが生まれるが、
日本はなんとか守りきる。
試合が動いたのは前半28分。
日本の左CK、MF宮間あやがグラウンダーで出したパスを
DF宇津木瑠美がダイレクトでファーサイドへ送る。
すると、このボールが岩清水にぴたりと合いヘディングシュート。
相手DFに当たったもののゴールへと吸い込まれ、
待望の先制点を奪った。
その後リズムを取り戻した日本が優勢に試合を進め、前半を終える。
後半は再びオーストラリアが前線からプレスをかけ、ピンチが続く。
ゴール前に人数をかけてくるオーストラリアに対し、
GK福元美穂やDF宇津木瑠美、岩清水らが身体を張ってゴールを守り、
得点を奪わせない。
日本はリズムを取り戻すべく、FW菅澤優衣香、後藤三知ら前線の選手を投入。
前線でボールをためながら追加点を狙うが、
日本も得点を奪えず一進一退の攻防が続く。
終盤は、お互いにチャンスを作り合う展開になるが、
最後の最後まで集中を切らさずに1点を守りきった日本が勝利。
日本女子史上初となる
アジア杯制覇を達成した。