アルベルト・ザッケローニ監督は
東アジア杯でのシステムについて
「基本的には4-2-3-1のフォーメーションでやる」と明言。
その上でトップ下の候補として
FW柿谷曜一朗(C大阪)、FW山田大記(磐田)、MF高萩洋次郎(広島)を挙げ、
「トップ下はこの3人。
3人とも、タイプこそ異なれど、そのポジションでやる能力を持っている」と指名した。
とりわけ、10日にキンチョウスタジアムまで足を運んで視察した柿谷については、多く言及した。
この試合、柿谷は4-2-3-1の1トップで先発。
前半12分に自身の今季10得点目となる先制点を決め、チームを勝利に導いている。
ザッケローニ監督は「柿谷は若くて非常に成長している。
特に今やっているセンターのところで良いプレーを見せているし、
相手のDFラインとの駆け引きもやっている」と説明。
さらには「サイドのFWもできる能力を持っていると思うが、
現時点ではセンターのところで見るのが良いと思う」と言った。
東アジア杯の招集メンバーにはFW豊田陽平やFW大迫勇也といった
センターフォワードタイプの選手がおり、柿谷にはトップ下で期待を寄せていることを強調する。
「大会中は試合間隔が短いのでチーム構築にかける
時間はそれほどないが、選手は自分のできる得意なことを
思い切りやってほしい。Jで通用していることを国際レベルでできるのだということを
見せるためには非常に良いチャンス」と指揮官。
現在得点ランキング4位タイに付ける柿谷がその期待に応え、
サバイバル戦に生き残れるか。旬な男に注目だ。