山梨、静岡両県の関係者による
「富士山世界文化遺産協議会作業部会」が28日、
山梨県富士河口湖町で開かれ、
今夏試行する富士山保全協力金(入山料)について
1人当たり原則1000円を徴収することを決めた。
期間は7月25日から最長10日間となる見通しで、支払いは任意とする。
協力金は、午前9時から午後6時までの間に山頂を目指す登山者から徴収する。
山梨県側は吉田口登山道の6合目付近、
静岡県側は富士宮口、御殿場口、須走口の登山道の5合目付近で支払いに協力を求める。
入山料は、世界文化遺産登録が決定した富士山の環境保全や登山者の安全対策などに充てる。
両県は、来夏の本格導入に向け、試行期間中に金額や徴収場所などに関するアンケートを約2000人に
実施する方針。協力してもらった登山者には、オリジナルの記念バッジなどを贈る。