ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、
ドミニカ共和国対オランダ戦が18日、
米カリフォルニア州サンフランシスコのAT&Tパークで行われた。
試合はドミニカが4対1で勝利し、翌19日に行われる決勝戦進出を決めている。
ドミニカは初回、先発のエディンソン・ボルケス投手(サンディエゴ・パドレス)が1死二、三塁のピンチを招くと、4番ウラディミール・バレンティン外野手(ヤクルト)の内野ゴロの間に先制点を献上する。
しかし今大会圧倒的な強さを見せているドミニカは5回、1死からモイゼス・シエラ外野手(トロント・ブルージェイズ)が同点タイムリー二塁打を放つと、2死後、ホセ・レイエス遊撃手(ブルージェイズ)に勝ち越し打。さらに相手のワイルドピッチで1点を加えると、4番エドウィン・エンカーナシオン一塁手(ブルージェイズ)にもタイムリーが飛び出してこの回一挙4点を奪った。
その後はボルケスの後を受けたケルビン・ヘレラ投手(カンザスシティ・ロイヤルズ)が6回と7回を、ペドロ・ストロップ投手(ボルティモア・オリオールズ)が8回を、守護神フェルナンド・ロドニー投手(タンパベイ・レイズ)が9回を無失点に抑えて4対1で逆転勝ち。今大会7戦全勝とし、前日に日本を破ったプエルトリコとの頂上決戦に駒を進めた。
一方敗れたオランダは準決勝敗退が決定。先発ディエゴマー・マークウェル投手が5回途中4失点で降板すれば、打線もロジャー・バーナディナ外野手(ワシントン・ナショナルズ)、バレンティン、指名打者アンドルー・ジョーンズ(楽天)のクリーンナップが揃って1安打にとどまった。