WBC1次ラウンドD組
(9日=日本時間10日、アメリカ6-2イタリア、アリゾナ州フェニックス)
地元のアメリカが五回に一挙5点を奪って逆転勝ち。ライトが満塁本塁打を放つなど11安打6得点と打撃力を発揮し、今大会初勝利を挙げた。イタリアは初黒星を喫して2勝1敗となったが、同組のメキシコがカナダに敗れて敗退したため、初の2次ラウンド進出が決定した。アメリカとカナダは1次ラウンド突破を懸けて、10日(日本時間11日)に直接対決する。
先制したのはイタリア。一回、アメリカ先発で元阪神のボーグルソンから2安打で二死一、三塁とし、暴投の間に1点。二回にも9番・グラナートの中越え二塁打で一走を迎え入れ、序盤で2点をリードした。
アメリカも四回、先頭ブラウンが左前打で出塁。3番・マウアーの左二塁打でブラウンが生還して1点を返すと、続く五回に逆転に成功。まずは一死一、二塁から2番・フィリップスの右前適時打で2-2に追いつくと、なおも二死満塁から5番・ライトが左中間にホームランを放ち、6-2と試合をひっくり返した。
アメリカは継投で4点差を守り切り初勝利。イタリアはロッテやオリックスで活躍したセラフィニや元日本ハムのスウィーニーをつぎ込み追加点を防いだが、三回以降は得点することができなかった。
この日行われたメキシコ-カナダ戦は、10-3でカナダが大勝。この結果、メキシコは1勝2敗で敗退が決まり、2勝1敗のイタリアが1次ラウンド突破を確実にした。
ともに1勝1敗としたカナダとアメリカは、10日(日本時間11日)の最終戦で2次ラウンド進出を懸けて直接対決する。