野球の国・地域別対抗戦、
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕した2日、
第1ラウンドB組で前回大会準優勝の韓国がオランダに0―5で
敗れる波乱があった。守備でリズムを崩す完敗。
柳仲逸監督は「最悪の試合をしてしまった。国民に申し訳ない」と肩を落とした。
過去2大会で連覇した日本と、通算4勝4敗と互角に渡り合った韓国。
今回は現役大リーガーこそいないが、3連覇を目指す日本にとっては強敵とみられている。しかし、オランダ戦ではリラックスした様子の相手とは対象的に硬さがあり、
一回の守備でいきなり悪送球を二つ記録するなど計4失策。
7投手をつぎ込む継投策も実を結ばず失点を重ね、
頼みの打線は散発4安打で無得点と見せ場すらない惨敗だった。
韓国は3日に試合がなく、柳監督は「しっかり練習してオーストラリア戦、台湾戦につなげたい」と気持ちを切り替える。チームをどう立て直すか。