大相撲初場所13日目の25日、
把瑠都が高安に15場所務めた大関復帰の望みを絶たれた。
ため息まじりに「残念です。悔しいです」。予想に反して四つに組まれると、土俵際まで一気に寄られた。上手を引けず苦し紛れのすくい投げもむなしく、その反動で自ら土俵を割った。敗戦後の花道で何度も首をかしげ、支度部屋では「何をしたかったのか分からなかった」。場所前は部屋での稽古(けいこ)とマイペース調整を貫いたが、先場所まで2場所連続途中休場と相撲勘を取り戻せなかったのは明らか。一からの大関再挑戦に水を向けられても「残り2番、頑張るだけです」と力なく話した。