11月3日は「レコードの日」。
日本レコード協会が「文化の日」にちなんで1957(昭和32)年に制定しました。
日本のレコードに関するエピソードとして、最初期のころ、明治時代のレコーディング風景を紹介しましょう。当時のレコード吹き込みは“ラッパ吹き込み”という方法で、メガホン型のラッパに向かって声を出すと、針が動いて鑞盤(ろうばん)に音声を刻み込むという原始的な仕組みでした。そのため声が小さいと録音できないので、歌手の口が少しでもラッパに密着するように後ろから身体を押す役目の人がいました。「八木節」の録音の時などは、歌手はふんどしひとつ、気合いを入れて録音に臨んだそうです。