まいど
ロンドンオリンピック
<五輪バレー女子>日本、白星発進 監督もホッと
女子バレーボール予選(vsアルジェリア)
バレーボール女子の1次リーグが始まった。
五輪の初戦、しかも朝9時半の開始。気持ちや体の調整が難しい試合ながら、世界ランキング5位の
日本は同16位のアルジェリアを圧倒。「初戦に勝ったことは満足」と、真鍋監督も無難な発進にホッとした顔を見せた。
最初の得点を木村のバックアタックで奪い、そこから5連続得点。サーブで崩して相手に十分な形を
作らせず、リズムに乗った。第2セットは15-13から木村が7得点。第3セットも2-2から、
荒木のサーブがさえて10連続得点。一方的な展開に飽きた観客が、プレー中でもウエーブを作るほどだった。
5月の五輪最終予選は4位と不振でギリギリの出場権獲得。五輪に向けてサーブとサーブレシーブ、
そして攻撃の速さを練り直してきた。まずはサーブに成果を発揮。チームの前進を確かめた。
この五輪、セッターの中道と竹下以外は最終予選から背番号が変わった。真鍋監督は「予選でかなり
苦しんだので、新しい気持ちで」と言うが、実は他国のデータ分析を混乱させる意図もある。
「12」から「18」になった木村は「最初に全日本に入った時と同じ。初心に戻る」と笑うが、コート外の駆け引きにも万全を期した。
次戦(30日)の相手は昨年ワールドカップ覇者のイタリア。チームの完成度を問われる一戦に「ここからが本当の勝負。すべてを出したい」と、主将の荒木は気合十分だ。
がんばれ日本!!