風の便り「・・・誠に御無事(ごぶじ)の様子(やうす) 風の便(たより)に聞(きゝ)まし嬉(うれ)しさの御事に候 ・・・」(並木正三、『三十石艠始(さんじつこくよぶねのはじまり)』)知人の消息を聞く機会があった。みなそれぞれ向かう先はさまざま。行き交うこともなくなった知人の無事と活躍を聞くのはうれしい。