憂い「・・・さうぢやなう。ハヽヽヽヽ。イヤイヤ。思ふまい思ふまい。有為転変(うゐてんぺん)の世の中、日月(じつげつ)とても蝕(しよく)の憂ひ。(並木五瓶、『天満宮菜種御供』)何にであれ憂いはあるか、太陽や月でさえ、影を受けて日蝕、月蝕、光を失うこともある。まあしばしのガマンかな。