もういヽにしねへな「エヽもういヽにしねへな、ふけへきなト、気さくな母の機嫌よく、・・・(為永春水、『春色辰巳園』)世の中は心配のタネは尽きないもので、なんやかやと気に掛ける人にはホントに気に掛かる事が多いようだ。しかしそのこと自体が、不景気な話で、不景気な気分はさらに悲観的なことを呼び寄せて、いっそう不景気な話とあいなる。「もういヽにしねへな」と明るく断ち切るポジティブな気分が必要だな。