空腹 | 拾い読みあれこれ

拾い読みあれこれ

きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「・・・親腹よしの子腹知らずじゃ・・・
(並木正三、『幼稚子敵討(おさなごのかたきうち)』)

親が空腹でないときは子供が腹を空かせていても気づかないという意味だが、人間満ち足りていると他人の状況には思いが及ばないものだ。

さしずめ国会議員の報酬なんぞ、空腹な状態にしておけばよい。少しは国民の苦境に気づくだろう。明治22年の議員報酬は年額800円だ。くさるほどのアタマ数の議員さん、名誉があるんだろうから、それぐらいでけっこうじゃないか。