睦(むつま)し過て「自然(おのづから)なる男女(なんにょ)の中睦(むつま)し過て口舌(くぜつ)となり、かならず心易だてより、千話(ちわ)の喧𠵅(けんか)のもつれては、又意地づくにて暫時(しばらく)の、離別(わかれ)もまヽあるならひ・・・」(為永春水、『春色英対暖語』) 特別、男女の仲にかぎらず、これはあてはまるなあ。仲良くなりすぎると、つい余計なことまでいってしまう。