一朱とびた銭 | 拾い読みあれこれ

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きょ~も適度に息抜き、よいかげん。ゆっくり歩いて遠くまで

「よしよし。(ト言ひながら財布の中より、一朱と鐚銭を出して見て、)何だ、お台場が一ツに銭が百四五十しらねえ、こいつアねつからお蔭がねえ。

それでも満更ねえよりや増しだ。

何とそいつを土台に、縁起直しに一杯やらうぢやねえか。」

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