結果オーライその1 | まこのブログ 娘の特発性血小板減少性紫斑病(ITP) と闘うゆるーい母

先週、ちーの骨髄検査があった。


予定より30分遅れて、ちーは、名前を呼ばれた。

「このまま、骨髄検査に行きますので」

看護師さんが説明した。

えー!血液検査の結果が出てからじゃないのかー!

まこは、驚いた。

そんなのひどいじゃん。


まず、ちーの点滴のルート採りと採血が始まった。

まこは、処置室の外で待っていた。

なんかおかしい。

看護師さんたちが、ばたばたしてる。

処置室のカーテンの下の隙間から、しゃがみ込んでるF先生と看護師さんの足が見えた。

何が起きた?まこは思わず覗き込んだ。

だらりとした、ちーの手が見えた。

!!!


F先生が、「ちーちゃんのお母さん、ちょっと来てください!」

荷物を放り出して、処置室に入る。

ちーは、気を失っていた…。


すぐに意識は戻ったが、顔色は真っ青だった。

「緊張と採血で、まだん反射?が起き、気を失いました。ほんの少しでしたが、完全に意識がなくなりました」

「ショックで気を失った、ということです」

「今日の骨髄検査は、中止しましょう」

F先生が、早口で話す。

まこは、びっくりして、はあ、はあと返事をするだけだった。

ちーの手は、とっても冷たかった。


「しばらく休んでいれば、大丈夫です。でも今日は、気を失いましたから、中止にしましょう」

「私と看護師で支えたので、頭は打ってないと思います」

「本当にすみませんでした」

「ちーちゃんごめんね」

F先生は、その後も何度も謝ってくれた。


そんなわけで、骨髄検査は、中止になった。