突然のいちみか小説的なものを書こうと思います笑
ただただ、三日月さんに「この小童が」と「御前様」と言って欲しかっただけです
というか、何番煎じだかも分からないですね笑
⚠︎注意⚠︎ 必ず御一読ください
・腐向け
・いちみかのつもりだけど、みかいちにも見えます
・一薬事後表現あり
・鶴丸さんが常識人
・三日月宗近がマジギレしました
・三日月さんが一兄に御前様と呼びます
「……じゃあ、薬研。皆が朝起きる前までには湯浴みをしておきなさい。いいね?」
「あぁ、わかってるぜ、いち兄。おやすみ」
「あぁ、おやすみ」
「おや、これは三日月殿ではないですか。私の部屋の前でどうされましたか?」
「御前様…。いや…その、粟田口の兄弟たちはこんな遅くまで起きているのか?しばらく戻ってこなかったが…」
「あ、あぁ、申し訳ありません。えぇと、最近、五虎退の寝付きが悪くて…」
「……そうか、まぁ良い。」
「それよりも、三日月殿はこんな時間まで起きててよろしいのですか?明日は確か数珠丸恒次殿の捜索のために出陣なのでは?」
「あぁ、昼過ぎからだからな。大丈夫だ。……御前様は変わったな、悪い意味で」
「三日月殿?」
「うむ…『嘆きつつ ひとり寝る夜の明くる間は いかに久しき もとかは知る』……意味はつるにでも聞けば良い。こんな古い歌、この本丸ではつると俺くらいしかわからないだろうなぁ」
「三日月殿…」
「あ、そうだそうだ。主からの伝言を伝えにきたのだった。明日の昼頃まで風呂場の修理のために湯浴みができないそうだ。俺は別に気にしてはいないが……薬研はどうだろうな?」
「っ!」
「それでは自室に戻ることにしよう。また、明日。しっかり休め、一期一振よ」
「鶴丸殿、少しよろしいでしょうか?」
「あぁ、いいぞ、入れ」
「和歌について訪ねたいのですが……」
「ほう、それは珍しいな。どんな和歌だ?」
「『……』という和歌なのですが…」
「ふむ、それは平安時代に藤原道綱母という女性がいてな、その方が詠んだ歌だ。『あなたがおいでにならない寂しさを嘆き嘆き、ひとり寝る夜の世が明けるまでの間がどんなに長いものかあなたはご存知だろうか、ご存知ではないでしょうね』といって、夫が毎夜のように他の女性の元へ通っていたことを嘆いたものだが……なぜ君がそれを?」
「三日月殿に昨夜……」
「薬研のところの帰りにでも会ったのかい?」
「えぇ、お察しの通りです」
「んー、いい機会だ。どちらかきれいさっぱり決めた方がいい。主が言っていたぞ、『優柔不断な男はモテないぞ。』とな」
「はい、きちんと謝罪して参ります」
「つるー、俺じゃ、入ってもいいかな?」
「おー。三日月!ちょうど良かったぜ!」
「そうか、それよりもつる。また悪戯をしたようだな?主と長谷部が怒っておる」
「やっべ!仕掛け外し忘れた!じゃあな。おふたりさん!あとは頑張れよっ」
「一期一振。本当につるの元へ来ていたとは……」
「三日月殿!大変申し訳ありません!無礼をお許しください」
「……」
「申し訳…ありません」
「……一つだけ言わせてくれるか?それでお前のことすべて許そう。」
「はい…」
「お前は一期一振。粟田口吉光が鍛刀した唯一の太刀。だが、お前が相手にしているのは天下五剣の一つ、三日月宗近だ。例え、俺とお前が夫婦刀と呼ばれていようとも、自分の立場をわきまえろ……いいな?この小童が」
「…申し訳ありません」
「あい、これで終わりだ。仲直りの『はぐ』というものをしようか。主に教わったぞ」
「それはお互い抱き締め合う行為のことですか?」
「あぁ、ほらおいで御前様」
「っ……!三日月っ」
「はっはっは。苦しいぞ御前様」
「愛してます、三日月。2度とあなた以外の方と共に夜を過ごしたりしません。この場であなたに誓います」
「あい、わかった。俺も御前様のこと愛しているぞ」
END
以上です!!
普段は御前様、キレると一期一振。そんな三日月宗近がだいすきです。
ここまでご覧いただきありがとうございました\( *´•ω•`*)/