一人のおじいちゃんに夢をお聞きしました。
バスをもう一度運転したい。犬を飼ってみたい。
おじいちゃんは、いろんな夢を話してくださいましたが、最後に出てきた言葉は、
「ずっと世話をしてきてくれた娘に、ありがとうと伝えたい。」
という言葉でした。それがずっと叶えたくて、叶えられていない夢だと。
89歳のおじいちゃんでも、大切な家族に素直な気持ちを伝えることは難しい。
それはきっと、ありがとうという気持ちを伝えることが、
それだけ大切ですごく心の込められた行動だからなんだと僕は思いました。
「亡くなる直前、おじいちゃんがパクパク口を動かしていたんです。
口元に耳を近づけると、ありがとうって…かすれた声で苦しそうだったけれど、確かにそう言ってくれた。
あの夢を聞いてからもずっと言ってくれなかったのに、最後の最後で言ってくれたんです。」と
娘さんが寝ているときに夢の中におじいちゃんが出てきてくれて、
今度は笑顔で、ありがとうと言ってくれたそうです。
本当に本当に嬉しそうに、涙を流しながら、娘さんはこの話をしてくださいました。
ずっとずっとおじいちゃんを世話してきた娘さんにとって、
そのたった一言の言葉がどれだけ嬉しかったんだろう、
おじいちゃんの夢は、おじいちゃんが亡くなった後も娘さんを支え、
2人の絆を強く繋げている。
そう思います。人が人を想う力を、僕は心の底から感じました。
誰かが大切な人を想い、描く夢は、その人自身に一歩を踏み出す力を与えてくれる。
夢を持った人には、その人が大切に想う人を幸せにする力があるんだと知りました。
ありがとうを伝えること、僕はちゃんとできているだろうか?
改めて、家族にありがとうを伝えたい。そう思いました。
家族への夢を描くだけじゃなく、絶対に叶えようと、僕自身に誓いました。
絵本を作る夢をかなえた12歳の女の子
10歳のとき急性リンパ性白血病が発病した美緒ちゃんは、
絵本を作りたいという夢を実現しました。
「自分の絵本を日本中で病気と闘っている子どもたちに
プレゼントできたらいいね」と美緒ちゃん。
動物たちが力を合わせ宝物を探す
「いちばん大切なもの」という話を書きました。
絵本作りをはじめると、美緒ちゃんの目が輝いてきて、
顔色がどんどん良くなってきました。
「夢は娘に力をくれました」とお母さん。
再び体調が悪化し、入院をした美緒ちゃんに
絵本の試しづりを見せると
「これを見て元気出てきた。
印刷が完成する頃には元気になってるよ」と美緒ちゃん。
スタッフも印刷会社も夜通しの作業。
絵本は予定より早く完成しましたが、
美緒ちゃんが旅立った次の日のことでした。
美緒ちゃんは、一冊ずつ本にサインをする代わり、
しおりを付けることにしました。
「本を読んでください」と書くであろうと思っていた予想とは全く違った
美緒ちゃんからのメッセージは・・・
「つらいのは君一人だけじゃないんだよ。
家族も先生もみんなつらいんだよ。
まるくなって、手をつないで一緒に笑いながら踊る。
そういう家族、仲間がいることが幸せなんだよ。それに気付いてる?」
絵本の中で、動物たちは宝物の箱を見つけ出しますが、中は空っぽ。
「大切なのは、みんなで力を合わせること。そういう仲間がいること」
それが美緒ちゃんの絵本「いちばん大切なもの」です。
これまでに2万冊近く売れたといいます。
9歳8ヶ月で白血病の告知を受けた清水美緒ちゃんは、
「自分が考えた絵本を出版したい」という夢を叶えるために、絵本を作り出しました。
美緒ちゃんは、絵本が完成するその前日、平成15年6月2日に亡くなりました。享年12歳でした。
6頭の動物たちが宝探しの冒険に出かけるストーリーで、最初はいさかいばかり起こしていた動物たちが、
試練を乗り越えることで助け合い、仲間となって行く過程が描かれています。
「最高の宝物は友だちなんだ」と結ばれているこの物語は、
「同じ病気に苦しんでいる人を励ましたい」との美緒ちゃんの想いがこもっています。
ぜひお子さんといっしょに美緒ちゃんの想いを受け取ってほしいです。
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僕らの命はたったひとつだけ
命の要は血液と心臓と脳も肺も肝臓も・・・
大切なものなんだ
がん患者へエールを送ります
生まれつきの病気の子にもエールを送ります
君は一人じゃないよ
健康になろうよ
手をつないで
輪をつくろう
そんな気持ちで書いた美緒ちゃん
白血病で12歳の若さで
そして・・・・・・
とある卒業文集
普通って何?
普通の基準って何?
病気になった君も私もだからこそ
普通の高校生になって
普通
普通のおばあさんになって
普通に・・・・・・・
誰もが思う。
辛いけど
がんばれば、幸
私も君も
がんとかいろいろなことがあって
・・・・死ぬのが怖い
だけど
怖がってはいられないんだ・・・・
死なないで。
ここのがん患者も
生きて。
死にたくな
だから生きることだけ考えて
がんという『宿題』に
立ち向かって
・・・・
僕にとってはとても
大事な宝物
君がいるそれだけで
心がとても温かくなる
僕の願いはたった一つだけ
君を好きなままでいいですか
君を想うだけで
心は生きる意味を持つから・・・
(*^▽^*)
笑い声
みんな生きてる
一人じゃ迷ってしまう
ぶつかって
未来を思うと怖くなるけど
前だけ向いて歩いて行くよ
伝えるってことは難しいね
ずっと続く夢があるから
きっと信じていれば叶うから・・・
