福島の青い空(501)



花見山




お天気なので花見山に行ってきました。

吾妻連峰です。

おことわり

午前中に吾妻山を撮った時には3月18日でしたが、午後からの

影では3月19日になっていました。明日の写真になってしま

いました。すいまん。

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花見山の途中からの遠景です。白い花は梅です。桜はきら

いです。

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黄色の花はサンシュユです。

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山頂の放射線量です。無くなったようなことを言ってます

が、ウソばっかりで、実情はこの通りです。線量計が狂っ

ているわけではありません。

どうしてこんなに高いんでしょう。答え、除染してないか

らです。白いタオルは格別の意味はありません。撮影しや

すくするために角度をつけたんです。


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お目当てのミスミソウです。

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どうしてこう都合よく満開になってんでしょうね。

思えば花見山は57年前に初めて来ました。花見山の創始

者の阿部さんは健在でした。

メーデー参加をさぼって花見山で絵を描いていました。

武者桜という桜が咲いていたことを覚えています。

57年前から来てんですからなんでも知ってるわけです。


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念のためミスミソウの葉っぱも写しておきました。

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オオミスミソウは影も形もありませんでした。無くなった

のかしら。

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阿武隈親水公園の白鳥です。北帰行はまだのようです。

「まだいやがった」と言ってる人がいました。

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「折々のうた」第4巻44頁
 
 
春を留むるに
 
関城の固めを用ゐず
 
花は落ちて風に随ひ
 
鳥は雲に入る


尊敬そんぎょう
 
「和漢朗詠集」春「三月尽」。平安中期の文人。本名橘在
 
ありつら官人だったが出家して叡山に入った。これは惜春
 
の歌である。春を押しとどめようとしても。関所も城門も
 
無益だ。花は散って風と共に去り、鳥は遠く雲に入って
 
姿を見せぬと。俳句歳時記には春の季語として、「鳥雲
 
に入る」がある。印象の強い季語だが、北へ帰る渡り鳥が
 
雲にまぎれて見えなくなることをいう。じつは平安期にす
 
でにこの「花落随風鳥入雲」のような詩句があったのであ
 
る。以上は大岡さんの「折々のうた」の説明です。
 
 
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「鳥雲に入る」は春の季語だが、芭蕉は秋の情景に使って
 
います。
 
”この秋はなんで年寄る雲に鳥”
 
鳥たちが雲にまぎれて見えなくなるさまをうたっていま
 
す。詩情あふれ、しみじみとした情感が伝わって、俳句

とは何かということが伝わってくる名句です。

この詩を見るまで、雲に鳥という芭蕉の句がわかりませ

んでした。