私の原発日誌(その632)
 
 
 
 
西吾妻の自然
 
 
 
 
 
西吾妻への道
 
イメージ 1
 
 
 
登攀開始。オオシラビソの森です。
 
イメージ 2
 
 
約40分で 森林限界線です。
 
 
イメージ 3
 
 
大凹 (おおくぼ)は中大巓と天狗岩との中間にあります。リフトから降
 
りて、40分ほど登り、そこから20分ほど下るとここオオクボに到達しま
 
す。
 
ここは吾妻山で一番遅くまで雪が残っているところで、雪解けの後には
 
春遅い花が見られます。
 
稜線はすでに秋風が吹いていますが、ここには春の花が繚乱として咲
 
き誇ります。
 
文明の利器を利用さえすればわずか1時間でここに達し、東北でも有数
 
なお花畑が見ることができます。女性や子供さん連れもたくさん訪れま
 
す。
 
私は天元台から賄賂をもらっているわけではありませんが、まことに美
 
しい所で手軽に行くことができますので、ご案内しました。
 
ここを見ておけば山の花は一生見なくても問題ありません。よい思い出
 
になります。
 
花期は大切ですよ。いつ行っても見られるわけではありません。自然は
 
人を待ちません。人が自然を見に行くのです。
 
このことがこの世で一番大切なことです。あとはほんとはどうでもいいこ
 
となんです。
 
米沢の人は親切ですよ。
 
去年アクシデントがあった時、親切にしていただきました。
 
 
イメージ 4
 

これは同じ場所を右からとか左からとか撮ってるわけではありません。だいたい10

0坪くらいの大群落が4つも5つもあるんです。もう写真に撮るのも間に合わないく

らいですよ。あまりに壮大でもうクラクラしてくんです。
 
イメージ 6
 
 
チングルマとアオノツガザクラのコラボです。
 
 
イメージ 7
 
チングルマとイワカガミ
 
イメージ 8
 
 
イメージ 9


 
イメージ 18
 
 
 
 
イメージ 25
 
あちこちのチングルマを見てきましたが、他の山のチングルマなどおかしくって見て

いられません。西吾妻のオオクボのチングルマが東北一です。北海道は知りません。

イメージ 26



イメージ 27
 
アオノツガザクラです。
 
 
イメージ 5

 
イメージ 10
 

イメージ 11
 
 
これはヒナザクラです。サクラソウの仲間です。ここは南限でここから南
 
にこの花はありません。私は南限とか北限などという言葉が大好きで、
 
聞いただけで頭がくらくらするんです。異常体質ではないかと思っていま
 
す~。
 
  
イメージ 12
 
 
イメージ 13
 
 
 
キバナノコマノツメ  アップは失敗しました。
 
 
イメージ 14
 
 ミヤマリンドウ
 
イメージ 15
 
これは実物に一番似た色です。 こういう花が点々と星のように咲いてい
 
るんだからたまりません。
 
イメージ 16
 
 
イメージ 17
 
 
ワタスゲと中吾妻山
 
 
イメージ 19
 
 
名前が思い当りませんがきれいなので載せます。丈は15センチくらいの
 
小さな花です。これはトモエソウでした。
 
イメージ 20
 
 
西吾妻山と いろは沼です。ここにはモリアオガエルがいるらしい。
 
6月に訪れたときにゲコゲコ鳴いていたので、なんのカエルかなと思って
 
検索したらどうもこんな場所に もモリアオがいると書いてありました。
 
卵を確認したわけではありません。
 
ここの標高は大体1800mくらいです。モリアオガエルはすごいですね。
 
そういうことが気になる人って、やっぱり変わっているんでしょうね。
 
ゲコゲコ鳴いていたなどふつうは気がつかないですからね。
 
 
イメージ 21
 
このカメラ買ってから、初めてトンボが止まってくれました。たぶん止まる
 
だろうと思って、フォーカスを50センチにして待っていました。
 
ばっちりでした。感激しました。
 
だから本日のテーマが「西吾妻の自然」です。カエルの話も込みです。
 
 
イメージ 22
 
 
2匹も停まりました。 
 
 
イメージ 23
 
 
ナンブタカネアザミ  これはこの辺では珍しい花です。西吾妻にしかありません。月山、飯豊山、朝日連峰、蔵王にはあります。葉っぱが独特です。
 
イメージ 24
 
西吾妻山を望む
 
 拡大してみてください↓ この歳で山から離れられない理由はこの孤独感です。もうたまらない。

 
イメージ 28
 
 
今日はほぼ花に特科して、のんびりやってきました。実に楽しい1日でし
 
た。それもこれも健康あってこそです。「健康第一」です。
 
どれ山から汲んできた水でも飲もうかなあ。
 
 
天元台の湧水「長命水」をしこたま汲んできました。
 
 
“七月に春の花咲きわれ一人”  a87427