私の原発日誌(その1)
 
本日の放射線線量率
 
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よその県の人達のことは分かりませんが、福島県人はこの鳥居の近くに
 
発泡スチロール、段ボールなどのゴミや瓦礫を捨てる人はありません。
 
明治のころ廃仏棄釈といって、お寺や仏像が人々によって壊され、仏教
 
界を震撼させました。
 
当時の人は言ってみればイスラム原理主義者タリバンのようだったと思
 
います。
 
日本原理主義者はお寺は壊しますが、神様だけはご覧のとおりで決し
 
手にかけません。
 
これは原理主義者ばかりではありません、仏教徒も創価学会員もクリス
 
チャンもナントカ教も鳥居や神社を壊したり粗末にしたりは決してしませ
 
ん。
 
この文化的というのか、宗教心というのか不思議な現象をずっと考えて
 
ました。
 
私のところの菅原神社も何年も誰もいたずらをする人はありません。
 
何年もこの周りを汚す人はありません。汚したのは放射能だらけにし
 
た、東電くらいなもんです。
 
あの会社は必ず祟られますよ。
 
東電のことはゆっくり考えますが、今とても興味を持っているのが、私の
 
町からすぐ近くにある、桑折町の「平林遺跡」という縄文遺跡のことで
 
す。
 
桑折駅の西方500メートルほどのところに、平林遺跡があります。
 
東北自動車道の建設工事に伴う緊急発掘調査がおこなわれた際に、
 
打製石器が多数発見され(会津若松市、福島県立博物館所蔵)、2万~
 
3万年前から祖先が生活をしていたことが明らかになりました
 
雪が消えたらご案内をいたします。
 
漆製品などの漆器細工が遺跡から出てきて日本文明は9千年前から
 
文明として存在していたことがはっきり証明されています。さらには、
 
なんと漆の木の栽培された跡が1万2千年前の地層から発見され、
 
世界で最も古い文明であると決定づけられました。
 
つまりよその県はいざ知らず、私の県は2~3万年前から、人が住み続
 
けていたのです。
 
他の日本人はいざ知らず、私たちの福島県人のずうっと遠い心の基層
 
にはたぶんですよ、たぶん鳥居の心理学が隠されていると判断していま
 
す。キリスト教や仏教や数々の宗教が渡来する以前から、「おれは無神
 
論者だあ」と言ってる人達も、そうでない人も不思議に神社は大事にしま
 
す。無神論者もよく見ていると、手を合わせていることがあるんです。
 
おそらくは日本人のすべてが宗教を持つ持たないことにかかわらず、縄
 
文の神様信仰があるように思えます。それは自然を敬い、生命をあがめ
 
る日本人の心の基層になっているものと思われます。
 
山口県の人も「貧乏神」なんて言ってますが、やっぱり粗末にする人は
 
ないそうです。 
 
路傍の何気ない国交省の人達が考え出したこの鳥居を粗末にする人は
 
誰もいません。
 
 
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先日、雪の中で写した河川敷の柳です。早くも芽吹いています。
 
 福島でもめずらしいホワイトアウトです。
 
写真をとって帰ってきたら家人からバカと言われました。
  
  “バカと言われ見渡す岸の柳かな”  やちよ27
 
燕雀 いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや
 
 
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半田山です。この麓に平林遺跡があります。2万年以上前から、人が住
 
んでいたのですよ。我々の祖先の人達です。エゾ人と言います。
 
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   三 月 賦

三月には三月の花を持て
 
慰霊の長い行列は続く
 
最初の人は白い梅の花
 
次の人は紅梅の花
 
次の人はサンシュユの花
 
次の人は水仙の花
 
次の人はさざんかの花
 
次の人はまんさくの花
 
花を持った長い長い行列は続く
 
ここにはマスコミのテレビカメラは入れない
 
県知事も市長もいない
 
ただ家族や大切な友人を亡くした人々だけが花を抱えて進む
 
母を亡くした子供
 
子供を亡くした母
 
教え子を亡くした教師
 
皆花を抱えてしめやかに早春の浜辺を進む
 
海鳴りの音だけが遠く聞こえる
 
花を持った人々は花を捧げて手を合わせる
 
東北の春は遅い
 
三月には三月の花を持て
 
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原釜漁港の止まった時計、この時間に津波が襲い電源設備を破壊した。
 
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松川浦の破壊された防潮堤
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