実家のPCは父が使っていました。

その中には

祖父母の香典集計表が残っていました。

父が作った集計表です。


新しい日付の方をコピーして

父の香典集計表を作りました。

「香典集計(父)」ファイル。



病院へお礼にお菓子を持っていきたい母。

一緒に地元のデパートへ。


ふと、父の背格好に似た人がこちらへ向かってきます。

「あ、お父さん」

やっほーと手をあげそうになります。

待て待て、お父さんは長く病院にいたし、そもそも葬儀も終わってる。



母と、私の兄弟で

お疲れ様ー!と鍋と酒。

「お父さん、鍋奉行を弟がやってくれてるよ」

鍋奉行も世代交代。



そんな日常のふとしたところで

「お父さん死んじゃったんだったね」

と確認します。

ちょっと涙が出ます。

そして日常に戻ります。