価値観の変化 | 愛は言葉の壁を越えるのか

価値観の変化

年齢のせいかなと思っていたのですが
加えて彼とのお付き合いのせいもあるかな、と
最近ふと思ったのが
自分の価値観の変化です

そもそも数年前に
首都圏暮らし+東京23区内への通勤を見直して
地方の自然豊かな小さな町でのスローライフを選んだ頃から
その傾向は強くなっていったように思います

石けんや家庭菜園や天然素材がますます好きになり
添加物や合成界面活性剤が怖くなり
山や湖や空気や星空があまりに綺麗なので
人工のモノが欲しいと思わなくなってゆきました

そんなふうに富士山麓で3年暮らしたあと
東京に戻ってしばらく経った頃
ノルウェー大使館で開催されたイベントに参加した際
ゲストの若いノルウェー人男性(イケメン)が
質問に答えるコーナーがあったのですが

「ノルウェーの男の人はどうしてカッコイイのに
もっと服装やオシャレに気を遣わないんですか?」

という超失礼な質問に対して
爽やかな笑顔でこう答えました

「僕からしてみれば逆に
どうしてそんなに洋服にお金をかけたりするのかがわかりません」

その時は
ふむふむ、くらいに思っていましたが
最近しみじみその時のことを思い出しては
わかる、わかるわあ、と思うのです

洋服に靴にバッグ
コスメも雑貨もジュエリーも
有名パティシエのスイーツもお取り寄せグルメも

要らない…

どうしてみんな夢中になってるんだろう

でも考えてみたら
わたしも20代の頃は
今思えば本当にもったいないくらい
服飾にお金をかけていたし

30代も贅沢な嗜好品を
しょっちゅう買っていた気がします

本当に自分に必要なものが何か
自然とわかるようになってきて
無駄なものを欲しくならなくなったのは
40をすぎてからかなあ?

同い年の友人が
似たようなことを話していたので
やっぱり年齢のせいもあるのかなと思います

そんなわけで
いま彼とはそのあたりの価値観がとても近くて
そのことが
さきざきずっと一緒にやっていけるなあと
安心できる理由の一つでもあります

ひとそれぞれ
大切にしている価値観ってちがうから

こんなふうに多くを共感できる相手と会えたのは
本当にラッキーだったなあと
今年もだんだん終わりに近づきながら
しみじみ思っています