by NOHKUN
Date : 2017.11.24. 

Title : 子どもなし世帯、年収800万円超で増税案 政府検討
Thema : Society
Author : Rodrigo Reyes Marin/アフロ
Release : 2017.11.17.
 

写真:Wikipedia(En) Transport

 

ラインのニュースで以下のような記事を読んだ。
---------------------------------------------------------------------------
政府が2018年度税制改正で議論する所得税改革に関し、子どもがいない世帯では年収が800万~900万円を上回る場合に増税とする案を検討していることが16日分かりました。各種控除の見直しにより高所得層が増税となる一方、低所得層は減税とし、子育て世帯も負担が重くならない仕組みを目指します。 
与党と調整しつつ今月下旬から議論を本格化させます。年収の線引き次第で世帯によって明暗が分かれるため、世論の反応も見ながら慎重に制度設計を進める見通し。これまでの調整では、高収入な会社員ほど税負担の軽減額が大きい給与所得控除を縮小し、多様な働き方に対応した税制に改める方向です。 
---------------------------------------------------------------------------

以前ある新聞記事で以下の内容があった。 

動物は自分の居場所の環境が悪くって子孫の成長がダメだと判断したら繁殖せずに絶滅に歩むと。つまり、環境がよくなければ繁殖より自分の生き残ることが大事だと思うことだ。 

この頃結婚よりシングルを好む人が増えているし、子育てより子供のいない結婚生活を望む夫婦が増えていて人口が減り高齢化が問題になっている話をあちらこちらで語っている。  
上の動物の本能と子供に対する考えの社会現状がなんか似ているとは思わないか。 

日本が来年の税制改正を前もって高所得層の子供のいない世帯に増税しようとする論議があるらしい。政府の立場では高齢化を避けてほしいし子供の出産による世代のバランスの良い分布、及びこれからの国家発展という観点から出した案だと思うがあれでいいのか疑問が生じる。 

子供が欲しくない世代は何を考えているのか。子育てを嫌がる理由は子育てするには生きづらいという面はないのか。その前に自分自身の生活も大変だと思うのに子育てまでという悩みではないかと思う。 

人類は長い間持続的な発展と繁栄を繰り返してきた。その過程に色々な危機や混乱もあったがよく乗り越えてきた。上のように今現在の人が生活が大変で出産に否定的だと言うと昔よりずっとましだが口わけするなと怒鳴る人がいるかもしれない。それが間違いとは言えない。ただここでは客観的な比較より主観的な判断が必要だと思う。私より大変な人がいることが、私がいい状況だということとは無関係ではないか。いくら豊かで派手な生活をしていようが自分が大変だと思う以上結婚や子育てなどは話しにならないだろう。 

序盤の子供のいない高所得層の増税のことも同じであろう。いくら高所得で豊かな生活をいていても本人が大変だと思ったら子育てはダメな話だろう。例え国からそんな家庭にむりやり子育てをさせてもその子が正しく育つとは言えないかもしれない。数を増やすのも大事だが、人類の発展のため質の成長も考えるべきだと思う。 

テレビなでの動物の繁殖と出産に関する画像をたまたま見ることができる。動物も出産のときは暖かい環境や親しい匂い、ストレスのない安らかな気持ちになったとき繁殖と出産できる。野原の動物もそれは同じだ。天敵から身を守られる巣などがあるとき種の繁殖ができる。 

今時期、結婚と出産を思う世帯に必要なことは政府の強引な政策や大人の強迫より暖かくて安らかな社会環境が先ではないか。