この前


とてもふさぎこんだ。



その時、


本を読もうと思って


一冊の本を手に取った。




その本が


中村文則さんの


「何もかも憂鬱な夜に」


という本だった。




明るくて


楽しい本は


なんか読みたくなくて




半年前に買って


読んでいなかった


この本を


読もうと思った。




眠れない夜に


いつもより


ゆっくり


本を読んだ。






最後の


1ページを


読み終わった時


私は泣いていた。


こんなに


こんなに


リアルな本は


私の本棚にも


あまりなかった。




涙が頬をつたって


落ちた時


私は前を向こうと思った。







「何もかも憂鬱な夜に」


この本は


私の




宝物です。