結婚してすぐ夫の借金が発覚、
結婚式費用も新婚旅行費も払う気のなかった夫。
夫への信用も信頼も、一瞬で消え、
不信感と嫌悪感に変わった。
なんでこんな一人と結婚しちゃったんだろう…この思いは10年間、変わることがなかった。
結局は、結婚前に夫がこういう人間だということに気づかなかった私の落ち度だ。
相手の薄っぺらい表面だけしか見えていなかった。
すぐに離婚することだってできたはず。
でもこのとき、私が一番気にしたのは世間体だった。
離婚して不幸な人だと思われたくない。
哀れに思われたくない。
今さら引き返せない。
結婚した夫に借金があるなんて、友達にも親にも言えなかった。
結婚式費用も新婚旅行代も払ってもらえなかった、なんて言えない。
幸せなふりをするしかないと思った。
結婚して心を入れ替えてくれるかもしれない、子供ができたら変わるかもしれない。
そんな甘い期待もしていた。
でも変わらなかった。
私たちは仮面夫婦だった。
ママ友の前では普通の幸せな家族でいたかった。
外面だけはめちゃくちゃいい夫。
外では子煩悩なパパ。公園や幼稚園の行事ではいつもニコニコ。
「いい旦那さんだねー」なんて言われたり。
(ほんとは借金まみれのゲーム依存のウソつき男だよ)なんて返せない。
ママ友の輪の中にいるときが一番苦しかった。
私はなんて不幸なんだろ…子供たちはこの先だうなるんだろう。
子供がまだ小さいときの、かけがえのない時間も、
私の頭の中は夫への不信感でいっぱいだった。
夫が窃盗事件を起こして、
もう外面なんてどうでもよくなった。
早く別れなきゃ。
もうこれ以上 夫の尻拭いはできない。
やっと離婚を決意できた。
離婚して2年。
やっと本当のことを話せるようになった。
こうしてブログに書いたり、
友達に少しずつ打ち明けて、
だんだんと霧が晴れていくのを感じる。