ユリがちょっとずつ開花し始めています

例年は5月下旬の段階で30〜50品種ほどが開花するはずですが今年はまだ5品種ほどしか開花していません。

原種類も遅いですね。


エゾスカシユリ

学名:Lilium pensylvanicum

節:Sinomartagon

育種分類:アジアティック

近縁種:コオニユリ、タケシマユリ、チョウセンクルマユリなど


北海道、樺太、シベリア、中国北東が主な原産地で草原や海岸の岩場周辺に自生します。本州、四国、九州では見る機会が少なく耐暑性の弱さから栽培難易度が高い山野草として広く認知されています。ユリの育種には大変貢献した原種でオニユリやスカシユリ、コマユリなどと幾度も交配が行われアジアティックハイブリッドの基盤を作りました。昭和時代のほとんどの育種の書籍で取り上げられています。





この株はシャクトリムシに食べられて折れました( ;  ; )






ヒメエゾスカシユリ

学名:Lilium pensylvanicum var. allium


択捉島で発見されたエゾスカシユリの小型変種です。

今年も咲いてくれましたが蕊が退化して雄蕊3本だけでした。






アジアティックハイブリッド

エゾスカシユリが育種で使われるようになり、その初期段階でこのような橙〜朱色の品種が江戸時代ごろからたくさん作られていたようです。