これまでのブログにも書いたように、私の両親は熱心なJWです。
最初に学び始めたのは母ですが、今では父も超熱心…ガーン

そんな両親のもと、3歳から集会に連れて行かれ、結局バプを受けるまでになった私ですが、残念ながら(?)これまで一度も信仰を持ったことはありませんでしたアセアセ

神や悪魔の存在は自分では立証できるものではないと思っているので否定も肯定もしませんが、そもそも、証人達がその活動の「動機」としている永遠の命の希望に興味がないのです。

私は、物事には何にでも限りや区切りがあるから頑張れるのだと思っています。
この人生も一度きりで、いつか終わるから、後悔しないように頑張ろう!と、どんな辛いことがあっても前向きでいられるのです。
それなのに、この命が、(例え苦しみや悲しみがない状態であったとしても)永遠に続くと思うと、途方もない疲労感に襲われるような気がします。
そんな人生って楽しいのだろうか、、、
想像もできません。

そのようなわけで、私にはJWの活動を続ける理由がないのです。

それで、10年前に、その頃ちょうどJW絡みで父とモメていたこともあり、思いきって「JW辞める宣言」を母にしました。
すると、宣言の翌日、仕事中に母からメールがあり、なんと「あなたがエホバの証人を辞めるなら、お母さんは今から自殺するから。」と…

さすがに驚いて、すぐに電話しましたが、母は取り合ってくれないため、仕事を早退して帰宅し、何とか母を思い止まらせました。

お腹を痛めて産んだ我が子がJWを辞める=将来的に滅ぼされるというのは、母にとっては耐え難いことだったのでしょう。
今ではかなり丸くなった母ですが、その当時の心境は母の立場に立てば理解できるような気がします。

その「事件」があってから、私は二度と辞める宣言はしないでおこうと心に決めました。
それで、親元を離れ、自然消滅という道を選んだのです。

あれから10年が経ち、親も年を取り、私も30代になりました。
今思うのは…
JWが親の居場所であり生き甲斐であるならば、私は親にJWを続けてほしい。
また、親が大切な我が子と永遠に生きたいと思うならば、私はそれを否定せず、その希望を奪わないようにしたい。
決して、以前のようにJWに戻るわけではないけれど、親とJWの話をすることを厭わないし、できるだけ話も合わせる。
少しハードルは高いけれど、もし親が望むのであれば、一度や二度は集会に行ってもいいと思う。
…こんな自分が今ここにいます。

まだそんな年齢ではないですが、これからますます年を重ね、いつまで生きられるか分からない親に対して、私は自然消滅中の身ではあるものの、JWという親の生き甲斐を陰ながら応援できるような心の広さを持っていたいと思います。

今まで散々私を苦しめてきた親ですが、そんな親でも世界に一人しかいない私の父と母。頭では嫌いになったり恨むことがあっても、心では哀しいかな…
やっぱり大好きなのです。