喧騒の新宿駅を通り過ぎて、次の駅。


新宿駅から補完された人混みをかき分けてなんとか降りたった初めての代々木。


歴史を刻み込んだようなアパートやマンションを眺めながら大きな通りに出て、お目当てのイタリアン。


ツンッと顎を上げたようなマンションの中で、柔い黄色とテラコッタオレンジがおどけているみたいだ。


早めのランチに並んだものの、店内はすでに満席で、満足げな顔のお客さんで満ち満ちている。


広い店内、淡いオレンジ色に染め上がっている。


ランチメニューもたくさんあるけど、どうしてもタリアテッレが食べたい。

麺は太ければ太いほど旨い。

それにイタリアンのカルパッチョは外せない。



爽やかなソースと甘酸っぱいトマト。玉ねぎのシャキシャキ感。




待ちに待ったボロネーゼ。
太くてモチモチの麺がボロネーゼに濃厚に絡んで、ゴロッゴロの肉を頬張る幸せ。



もう一つはグリルした鰆がゴロッと入ったペペロンチーノ。
コクがあるのにさらっと消えていくオリーブオイルが香り高い。
ゴロゴロの鰆とそら豆、そして筍。
全部に春を呼んでもらって、心もお腹も満腹だ。