貴方の匂いのするジーパンとスニーカー
それにニットキャップ。

初めて乗るバイク


誰が被ったヘルメットかな?



貴方がかぶせてくれるなら
なんだっていいや…。



貴方にしがみつくと思い知らされる


あいむ
じゃすと

ウーマン



貴方の背中は広くて
胸板は暑くて

車の間をすり抜けるのはちっとも怖くなかったよ。





あったかくてあたしがねむっちゃわないように
いっつもヘルメットをコツンってしてくれるの



あの子が幸せそうにそんな事を言っていたね。

今は独りで泣いてるのかな

あ 二人か…。


でも二人ともきっと泣いているね。



世の中には望んでも恵まれない夫婦がたくさんいるのに…
どうして?


悲しいよ


ねぇ 胸が痛いよ…。





私は貴方の分身が欲しいよ。

貴方との愛がいつか結晶になればいいな
みんな私を開かないで

そんな所まで掻き回さないで

いつまでも舐めないで

どうか私のココロを殺さないで!




髪をばっさり切ったよ

足りない足りない
そんなんじゃ足りない

乳房も取ろうか?
まんこも縫おうか?


それでも私は女なんだよ…馬鹿みたい。




君に首輪をかけてみたよ。

次は腕に錠を施けてあげる。






あなただけよ
あなただけなの
あなただけのために生きていたいの
わたしをあいゆえのいきものにして
あいがんしてあいがんしてあいがんして


あいさないで