2020年1月某日
弊社株式会社ブラック企業に於いて、過去最強かつ最凶の出来事が起こりました。
現場では働かない社長夫婦を除いた我々スタッフ一同、7名のうちから2名。
共同で滞在している別会社のスタッフ総勢19名のうちから6名。
インフルエンザに感染して次々と倒れました。
感染源は別会社のスタッフ。
接客業ですからインフルエンザ発生を公にも出来ず、経営者はそのまま営業を続けるという判断。
日毎に減っていく人員。
倒れた者も辛いでしょうが。
生き残った者もまた地獄。
首からは亜塩素酸ナトリウムをぶら下げマスクで完全防備。その姿にお客さんからは
「あら、風邪?」
と聞かれる度に
「いえ。予防です」
平然と嘘を答え続ける異常事態。
幸いにも俺自身は感染を免れましたが、いっそのこと倒れていられた方が楽だったかもしれません。
そんなこともありながら迎えた
2020年4月。
世界を脅かしているコロナウイルスにはさすがのブラック企業経営者も白旗を上げて自粛休業を選びました。
休業中とはいいながら雇われ店長の俺。
週に2、3日は職場へ出て必要最低限の仕事だけは行っています。
さてさて。
しかしそこは転んでもタダでは起きないブラック企業。
やむを得ない長期休業を乗り越えるため、一番の出費となる従業員の賃金を確保する手立てとして社労士にコロナ特例措置の『雇用調整助成金』について相談。
(※国が雇用保険を活用して従業員に支払う企業の休業手当に日額8330円を上限として助成する制度)
ここで出た社労士からの返答がかなり衝撃的で。
御社は長期に渡り従業員の有給休暇取得実績がありませんから今回の特例措置は受けられないと思います。この休業期間は有給休暇の消化として扱って頂くことになるでしょう。
ブラック企業に勤めて20年。
初めての長期有給休暇に突入していたという新事実が発覚。
俺も相変わらず腹筋ローラー(ダイソーで300円)で軽い運動をしながら、レンタルDVD(エロじゃないヤツ)をTSUTAYA(コロナ感染者が通っていて一時消毒騒ぎあり)で調達して、感染縮小を願い外食も一切控え、静かな自宅待機を元気に過ごしています。
皆さんにおかれましてはくれぐれもお気をつけて日々をお過ごしいただき、この正念場を無事に乗り越えましょう。

