お父さんの為に350人近くの人がお線香をあげに来てくれた。




私達家族が予め計算していたよりも、倍以上の人数だった。

香典返しもそうだけど、


引換券さえも在庫がなくなってしまったとかで


後から郵送という形になってしまった方もいた・・・


申し訳ないです。




・・・お通夜は、当人の為だけだと思っていたけれど…

遺族側になって、知り合いが葬儀に来てくれる事が


とても励みになると知る。



だから、父の弔いでもあると同時に、遺族の為である事が分かった。

参列してくれた皆さんも


「こんなに人が集まってくれるなんて、人徳だねぇ・・・」


と口を揃えて言ってくれた。


「立派な葬儀だった」と。




縁起でも無いことだけど・・・


自分が死んだときにこんなにも沢山の方が


参列してくれるのかと想像すると


残念だけど、今はまだ無理。


本当にどう生きて行くかがとても大事だとも思った。




・・・父の友人や、会社の方に話を聞くと


父に怒られた事が無い人はいないらしい。


家で、全く怒ったことの無い父だから本当に驚いたし


リーダーシップを取って皆を引っ張る立場にいた事も


しっくりこない程、私達には優しく、温厚だった。




仕事中はそりゃ厳しくなるよねぇ・・・


でも、本当に家に持ち込まない人だったから


驚くことばかりだった。




本当は、家でも怒りたい事もたくさんあったろうに。


そう、考えると、またしても尊敬して止まない。


そして、やっぱり父みたいな人と生涯供にしたいと思う。




・・・お葬式って、本当に主催側は大変で


受付を手伝ってくれた、父の野球部関係者、母の友人に本当に感謝


姉は、長女でしっかり者・・・それは、昔からだけど。


高嗣も、父が亡くなったと同時にいきなりしっかりしてしまった。




馬鹿にされて、いっちょまえにムッとしていた事もあったけど


高嗣の方が本当に大人。


父が癌になってしまった6年前から覚悟を決めていたらしい。




ボスのご一行様にも母と一緒に挨拶してくれたり


私は泣くことだけ一人前。



・・・もっとしっかりしなくてはいけないと考えさせられてしまった。


人に頼ってばっかりで甘えん坊。


「お子さんが、本当に立派に育ってらして。」


なんて言葉を何度も耳にしたけど


本当に姉と弟は立派に育ちましたねぇ~


なんて客観的に見てしまう。




父に恥じないようにこれから一生懸命生きていかなければ!!