父が家に到着してから




お線香を灯し続けて、消えないようにする。






これは、お線香の煙が仏様にとってご馳走なんだって。




それと、まっすぐ伸びる煙が、天国にまっすぐ行くための




道しるべにもなるんだって。








お父さんが亡くなってから、




親戚や友達が家に訪ねてきたけど




顔の白い布も、基本的にかぶせておいた方がいいんだって。




あまり、取ったままにすると




どっちに行ったらいいか迷ってしまうらしい。








・・・お父さんの顔見ていたいんだけど・・・




仕方ないね。




色んな、知らない話が多くて

みんなはどんなタイミングでそれを知るのだろう。


…昨日よりも、冷たく固くなってしまったお父さん。


…こうやって触れたり、姿を見る事が出来るのも、後2日


その後は、骨だけになっちゃうんだよね…


正直、言っちゃいけないんだろぅけど…


相当いやだ…


…父の兄が、亡くなって7年になるけど…


いとこが火葬される時、扉に手をかけたらしい。


私に同じ事をしない様にと家族から言われてる…


しない様にしなきゃいけないけど…


気持ちは相当分かる…



今、家にお父さんがいるからまだ平常を保たれている気がする。


昨日も、お父さんと2人きりで同じ部屋で寝たんだけど


本気でお化けになって出てきて欲しいと思った。