to George
JUNE 22ND SUNDAY。
今日わ朝から気分が悪くない。
最近とても熱帯夜でエアコンがないこの部屋はもうどうしようもないくらい暑い。
JUNE 10TH TUESDAY。
夜、自分の調子が悪いことに気付く。
11TH WEDNESDAY。
食事をしていてもなんだか気分が冴えない。
いつもわ大好きなはずのWINEを口に運んだ瞬間に軽い吐き気さえ覚えた。
12ND THRSDAY。
バイト先に向かう車の中で軽い吐き気を感じる。熱っぽい気もする。。
バイト先に着いた時、トイレに駆け込むやいなや、嘔吐。
これわ、よく本でよむ「つわり」の現象と果てしなく似ている気がした。
気付けば体の変化もあり、生理だってもう随分きていない。
バイトの後、目の前のPHARMACYにてPREGNENCY TESTを購入。
自宅に戻りやってみると・・
結果わPOSITIVE。 妊娠、しているんだあたし。。
生理不順が昔からすごかった。
ストレスや環境変化で半年以上なかった時だってあった。
来ても2日で終わるときがあれば一週間たっても終わらないときもある。
段々それを心配に感じ始めたのわココ最近の事で前までわさほど気にしていなかったから
検査もしていなかった、子供ほしいと思う気持ちも結婚願望も特になかったから。
30分後、もう一度TESTをやってみる。。
今回もPOSITIVE。 99%以上の確立だなんていわれているこの検査薬、これで2度
証明されてしまえば、疑う余地もない。
妊娠の事実を目にしてからのつわりわそれわもうひどくなっていった。
彼に言うのわすごく勇気がいった。
それわ、おろせといわれるのが怖いとか、イヤな顔されたらどうしようとか
そんなんじゃない。
きっと産んで欲しいといってくれるとおもったから。
13TH FRIDAY。
極度の吐き気で目が覚める。
この日わ一日を通して店にいなくてわならない日だった。
下痢っぽく、熱っぽく、気分がさえない。吐き気をつねに感じていた。
14TH SATURDAY。
吐き気により目が覚める。
この頃より、空腹時に激しく気分が悪くなることを察知し、いつでも食べるようになる。
今日わLUNCH TIMEのみのバイト。
終わってからわ家に戻り安静に・・でもじっとしてればしてるほど、考えてしまう色々なコトを。
15TH SUNDAY。
いつもわ何もないはずだけど今週から日曜出勤。
日曜わDINNERのみなものの、早くに吐き気により眠りが妨げられる。
早く病院にいきたい。検査をキチンとしてもらいたい。。
WEEKENDがものすごく痛くかんじた。
16TH MONDAY。
いつもどおり、寝起きわ気持ちが悪く吐き気がする。
この日わ11:00~15:00のみの出勤だったのでその前か後に病院へいきたい。
しかし、この日にわいけずにおわる。
DOWNTOWNのほうにASIANの経営するCLINICの情報をINTERNETで発見。
連絡がつき明日、11:30、APOINTMENTをとる。
本気で気分が冴えない。
吐き気をつねに感じ、何を食べてもおいしいと心から思えない。それなのに食べちゃう。
タバコのにおいに敏感になり始める。
思えばこの日わいつもの4分の1の、4本ほどしかすっていなかったな。
17TH TUESDAY。
妊娠を疑ってから一週間色々思い色々考えた。
あたしももう24、子供が一人いたっておかしくない。
ずっとかわいくないとおもっていた子供へ対する気持ちがこの1年で激変。
ずっと出来ないとおもってた、出来ないはずだった自分の子供に対する喜び。
自分の置かれた状況に対する不安。
・・・この一週間、これを考えなかった時間わ一秒だってなかったと思う。
朝10時、家を出る。
初めて行く場所だから道に迷っても困るし、随分早くでたが結局着いたのわ時間ぎりぎり。
地図どおり行けばいくほどとても治安がいいとわいえない通りに。
・・大丈夫かしら????
さすがに不安がよぎる。
あたしわ一人で行動することに対してものすごく強い。
言葉の壁も問題ないとおもってここまでやってきた。
が、婦人科系の事になるとやはり自分の体の大事な問題。きちんと言葉を全て
理解したいという気持ちが生まれ、前回、色々なチェックわKORWAN TOWN近辺にある
日系KOREANの働く婦人科で見てもらった。
しかし、ここわ妊娠系に関してわ関与していないため、鼻から別の病院を探したのである。
日本も変わらない気がする。
総合病院のようなおっきな環境でなければ産婦人科などわ何故か寂しい外壁、雰囲気の
場所が多い気がする。
が、今回あたしが行ったのわそれをはるかにこすような、そんな雰囲気の場所でした。。
実際中に入ってみるとASIANの雰囲気わかけらもありません。
患者わLATINA、医者も・・うーん。。。。
思わずあたしも聞いてしまう。
「ASIANのとこだと見たので日本語も使えると思いここにきたけど正直今その雰囲気が全く感じられずに
ものすごく不安なのでまずASIANの機関にいき見てもらいたい。」
するとDR ASSISTANTのANTONIOわ答える。
「日本人わ少し前まで働いていたけどやめてしまった。
君の言いたい事わすごくわかるつもりだから君のチョイスに任せよう。
君のしたいようにしたらいい。
ただ、僕達わ今までにだって何人もJAPANESEの患者を診てきたし、JAPANESEだろうとLATINAだろうとAMERICANだろうと体につくりに変わりわなく、処方のしかたも方法もオナジであるから、
僕達もBESTをつくすつもりだ。」
こんなふうに言われたらnoと言い返すりゆうがない。
奥の部屋に案内され、ついていくと小さな機械と一台のBED。
そこに横になるように支持され、ぬるっとした何かをおなかに塗られてエコーで確認とる。
初めて目にする自分の中に宿った小さな命。
それわまだ形にもなっておらず勿論心も魂も宿ってないんだろうけど、
それでもあたしの中でしか生きていくコトのできない小さな小さな赤ちゃんがしっかりと
映っている。
それを目にした瞬間、体の中で何かが反応した気がした。瞬時に吐き気をも感じた。
シーンとした部屋に響く声。。
「確かに妊娠しています。 妊娠7週目ですね。」
英語で聞こえるその言葉わいまいち真実味を感じず、それでも確かにそこに映ったその写真わ
確かにあたしの妊娠を証明していた。
そのまま別の部屋についていき、自分についてのアンケートをかかせれた。
日本で検査前にやるものとかわらない、
アレルギー、過去病歴、そんなようなもの。
アメリカに来て2ヶ月が経った頃、盲腸で一度手術をしているが問題ないと言われ
アンケートを終える。
そういえばあたしがここに電話した時、すでに伝えていた。
「3度自分で検査をしたけど3度ともPOSITIVEで多分あたしわ妊娠していて
最後の生理わ5月の頭。 中絶を考えていますがそちらの病院でわ全部行っていますか?」
アンケートを終えたら手術を選ぶか薬にするかについての話をされた。
・・そっか、もう中絶をするつもりでこの人わあたしに話してるのね、だからおめでとうも
いわなかったんだ。
妊娠7週目49日以内なら薬で中絶させることが出来る。ANTONIOわ話す。
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「mifeprex」
http://www.earlyoptionpill.com/
100人中、95人の人わ無事に中絶が出来るが残りの5人わ薬でわ無事に終わらず、
手術が必要になることもある。
100人中、1人わ、出血がとまらず手術になることがある。
この薬による副作用わ下腹部痛、子宮からの出血、下痢、熱っぽさ、だるさ、頭痛など・・
これらの症状を感じたら、これわつまりからだの中で薬が働いているということ。
ちなみにこの薬わ日本でわ認められてなく、認められる予定もないそうです。
理由としてわ奇形児の可能性や薬の副作用について・・・と病院側わ出してくるだろうというが
真実わ、薬のほうが手術より費用がダイブ安く済んでしまうため産婦人科側が商売に
ならないからということがあるらしいです。
インターネットなどで個人輸入わ可とのことですが日本でわみとめられていないため
税関でひっかかってしまう事も少なくないようです。
でも、忘れてわいけないのわ、この薬わ医師の判断が必要で独断で薬を使い中絶なんて、
そんな危ないことわありません。
フランスで数十年前に作られたらしいこの薬わアメリカでわ2000年初め、クリントンからブッシュに
変わったとき、ブッシュが許可したことにより、認められたようです。
ここアメリカでも、この薬わ個人で購入することわ犯罪だし、皆、意思の判断のもとで
医師からの検査を受けながらつかうのです。
・子宮外妊娠
・この薬に対するアレルギー
・避妊具を体内に入れてる方
・・・など、この薬を使えない方も勿論いて、あと条件わ初期妊娠のみ、~49日までの状態で
のみ使用可なのです。
医師の判断なしで独断で使用するのわ非常に危険です、絶対にやめてね。
1日目、3日目、2週間後と、医師の検診が不可欠になる。
条件としてその3日間、行くことのできない人わ薬を使うことが許されない。
1日目の薬で赤ちゃんの発育に不可欠な何かの送り込みを阻止し、
3日目の薬でそれごと排出する・・とのもの。
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数分悩んだ末、薬を選んだ。
手術によって強くおうだろう心の傷を少しでも小さくしたかったのと、次わ絶対子供を
産みたいとおもったので、薬のほうが刺激が少ないときいたから。
気付いたらもう病院を出て車に乗り込んでいた。
家について、考える。
まだおなかの中にいるこの子わもういなくなってしまうんだ。
不思議だけどこうなってしまったからこそなのか、産んであげたかったと、
一番おもった瞬間わこの日のこのときだった。
考え出したらとまらず涙も止まらず泣き続けた。
でも、仕方なかったんだよ、こうすることが今回わ、こうしなくてわ今回わならなかったんだ。
この日、結果が分かったら教えてねと何度も言われていたのにかかわらず、
独断で、自分で行動をとってしまう。
話した時わ相談でわなく結果。
2人の問題といいながらすべて一人の問題のように見てた。
すごい申し訳ないことをしてしまったとおもったと同時に、本当に産む方向に
何故考えてあげれなかったのだと後悔した。
でも、後悔しないために今わこうするしかなかったの、ごめんね。ごめん。。
18TH WEDNESDAY。
バイトに行く。
考えることわ勿論ひとつだけ・・・
自分と大切な人の子を自ら殺すことを選んであたしわこれでよかったのか・・
19TH TURSDAY。
休みをもらい、3日目のため再び病院に行く。
軽い検診と3日目の薬を飲み、即帰宅を許可させる。
帰りのfwyから極度の腹痛に襲われ、出血も始まった。
薬を飲まずにわいられず、家に帰りすぐさま薬をのみ、散々あばけていつの間にか、
眠ってしまっていた。
この時の痛みわ一生忘れられない。
赤ちゃんが暴れていやだいやだとあたしの中で叫んでいたんだと思う。
本当に痛くて死んでしまうくらい痛かったけど、赤ちゃん、それ以上にあなたわ
苦しい思いをしたんだよね。。
20TH FRIDAY。
つわりわこのころにわなくなってた。
薬わ順調にきいているのかな。
確かにわわからないけど、きっときいてるんだと、思う。
何をしても元気が出ない。
殺しかけてしまった小さな命のとおとさを今になってじわじわと感じはじめる。
21TH SATURDAY。
生理痛ににた状態が続く。
スポーツ禁止なため何もできず、家にぼっっとしてると考えてるのわやっぱり子供の事。
それを殺してしまった自分の事。
とあるpageで赤ちゃんを供養する手紙をだそうとゆうものを発見する。
ここに書いたことわ何故か届いてるような気持ちになり何度もメッセージを送ってしまう。
そして同時にブログにこれをかこうと思う。
22TH SUNDAY。
今日。
何もかわらず朝わくるけど、相変わらずあたしの気分わさえない。
でもいつも支えてくれる人がいるから、ぼろぼろにならずになんとかいられるよ。
