今頃ですが、グランドホテルのことなど。。。
あーさとありちゃんの役替り、いろんな方がいろんな意見を述べられていて、なるほど!と勉強になりました。
大方の意見ではラファエラはあーさが合ってる、エリックはありちゃんが合ってる、になるのでしょうか。
私はどちらもあーさ、でした。
まあ贔屓ですからね、当然そうなるでしょう?と言われるかもしれませんが、私は贔屓でもダメはダメ、と言うスタンスなので、それは当てはまらないのですよね。
ありちゃん、頑張っていましたが、あの滑舌の悪さはどうにかならないでしょうか?
セリフ何を言っているのか時々行方不明で。
それ男爵の珠城さんにも言えるんですが。
ありちゃんはまだまだ幼いんですよねぇ。
だから実年齢に近いエリックが合っているという意見が多いのかもしれません。
ラファエラは異質であれよいというものではありません。
彼女の情念が演じられなければ、ラファエラ成立しないのです。
あの時代、ラファエラは異質な存在であったことは確かで、でもそれが出ればラファエラとして成り立つか?といえば違います。
ラファエラが心の奥底で燃やす青白い炎、赤くはない炎。
無償ではないグルーシンスカヤへの愛は、確かに見返りは求めているのだけれど、どこかで少しでも自分を振り向いてくれたらそれだけで満足で、一途に彼女思い続けるであろう複雑なものでもあり、それをどれだけ演じられるか、がラファエラになれるかなれないか、の違いだったように思います。
あーさのラファエラはそこまで演じていました。
私に援助させてください!
と言ったとき、グルーシンスカヤがラファエラの手を取りありがとう!というシーンのあーさのラファエラの表情が秀逸でした。
丘の上のヴィラを歌い終わった後の、きっと2人で暮らしていることを想像しているラファエラの恍惚とした様子、本当に素晴らしかった、と思います。
そして、あーさの歌からは景色が見えました。
丘の上のヴィラ、はイタリアのトスカーナ地方の小さな村が、私は強くない、歌う時に孤独な心が、その歌から見えました。
上手くなった、と感心した芝居と歌唱でした。
そしてエリック、なんて芝居があたたかったことでしょうか。
初めての子どもが生まれてくる若い父親の妻を思う気持ちと、生まれてきた子どもへの愛情と、溢れ出る思いがわかる芝居でした。
エリックは、このミュージカルの中で唯一の希望ですが、それが本当にわかる芝居で、ついつい微笑んでしまいました。
子どもが無事に生まれてきてよかったね!その子にできる限りのことをしてやりたいんだね、君は!よいパパになるね!と声を掛けたくなるようなエリックでした。
月組最後の公演でこの役替りができてよかった!と心から思います。